フロリダ州の町で数多くのウサギが繁殖、女性が保護活動に取り組む
アメリカ・フロリダ州の町で、数多くのウサギが繁殖し、現在ある女性が積極的に保護活動に取り組んでいるという。
ウサギが通りを跳ね回っている
その女性とは、ウィルトン・マナーズ市で暮らす、アリシア・グリッグスさんだ。
彼女の自宅の外に出ると、ライオンヘッド・ラビットが通りを跳ね回っているという。
ウサギたちのお目当ては、グリッグスさんが運ぶ食事。彼女は車や猫、鷹、フロリダの暑さ、そして政府が雇った駆除業者からウサギたちを守っているそうだ。
A South Florida neighborhood is dealing with a growing group of domesticated rabbits on its streets after a breeder illegally let hers loose. https://t.co/ZvuAKiyi5a pic.twitter.com/B3DyzshUFY
— ABC News (@ABC) July 19, 2023
ウサギたちを不法に放してしまう
実は2年前、裏庭でブリーディングをしていた女性が引っ越した際に、このウサギたちを不法に放してしまい、今ではその子孫が推定、60匹から100匹になっているという。
グリッグスさんは、ウィルトン・マナーズ市にウサギを保護するよう願い出たが、市側は引き取らなかったため、彼女がウサギを捕獲し、去勢手術やワクチン接種、譲渡までしようとしているそうだ。
しかしそれらをするのにも、2万ドル(約230万円)から4万ドル(約560万円)もかかるため、グリッグスさんはその資金を調達しようとしているとか。
ただ、保護団体「イースト・コースト・ラビット・レスキュー」のモニカ・ミッチェル氏によれば、ウサギの捕獲、治療、里親探しは簡単なプロセスではないという。
ウサギを治療する獣医師はほとんどおらず、飼い主になる見込みのある人の多くは、この動物にどれだけの労力が必要かを知ると、尻込みしてしまうそうだ。
現在、ウィルトン・マナーズ市は、グリッグスさんや他の支援者たちに、資金を集めてウサギを移動させる時間を与えているという。(了)
出典元:ABC News:Fuzzy invasion of domestic rabbits has a Florida suburb hopping into a hunt for new owners(7/17)