オスと思われていたゴリラが出産、動物園のスタッフもびっくり
アメリカの動物園で、オスと考えられていたゴリラが子供を産み、スタッフを驚かせたという。
4年間、オスだと考えられてきた
そのゴリラが飼育されているのは、オハイオ州にあるコロンバス動物園だ。
この動物園には、「サリー」と呼ばれるゴリラが暮らしているが、動物園のスタッフは4年間、ずっとオスだと信じていたという。
しかし7月20日、「サリー」が赤ちゃんを抱いている姿を飼育員が発見。授乳までしていたそうだ。
Our gorilla family recently welcomed a baby – a birth that was unexpected, yet exciting for the care team and important for the conservation of a critically endangered species. Read more: https://t.co/uVxiuVggQt. pic.twitter.com/y9PliOzvNC
— Columbus Zoo (@ColumbusZoo) July 20, 2023
若いゴリラの性別を見分けるのは難しい
動物園の飼育員によれば、若いゴリラの性別を見分けるのは難しいという。
また「サリー」の年齢は8歳で、十分出産できる年齢だが、性別が明らかに示されるには、まだ若すぎるそうだ。
さらにゴリラは腹部が大きいため、通常妊娠の兆候も見られず、乳児のゴリラは人間の赤ちゃんよりかなり小さいらしい。飼育員は次のように語っている。
「8歳くらいまでは、オスもメスもほぼ同じ大きさで、目立つ性器はありません。オスの背中が銀色になるのは12歳以降です。この絶滅の危機に瀕している種に、また新たな誕生が加わったことに、私たちは興奮しています」
飼育員はブログにおいて、赤ちゃんは「健康であるように見える」とし、「サリー」は優秀な母親だと述べている。(了)
出典元:BBC:Gorilla thought to be male surprises zoo with birth(7/21)