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イランで治安部隊がデモ隊に実弾を発砲か?犠牲者の故郷で追悼する日に

イランで治安部隊がデモ隊に実弾を発砲か?犠牲者の故郷で追悼する日に
Twitter/Hengaw Human Rights Organization

イランでは各地で反政府デモが行われているが、治安部隊が実弾を発砲したとの情報が流れている。

 

40日目の追悼式で人々が集まる

 

イランでは9月に、22歳の女性、Mahsa Aminiさんが「ヒジャブ」を適切にかぶっていなかったとして道徳警察に連行され、22日に死亡するという事件が起きた。

 

これを機に、イラン全土で反政府デモが繰り広げられていたが、10月26日にはAminiさんの故郷であるクルディスタン州の町、サッケズで40日目の追悼式が行われたという。

 

そして多くの人々が弔問のために集まり、Aminiさんが埋葬されている墓地まで歩いていったそうだ。

 

 

その際、イランの治安部隊が、集まった人々に対して銃を発砲し、または催涙ガスを発射したと伝えられている。

 

追悼式を行わないよう圧力か?

 

この日は、すでにデモが行われると予想されており、サッケズやその周辺の町にも、治安部隊が配置されていたという。

 

またAminiさんを追悼するために集まった人々は数千人もいたとされ、彼らは墓地に向かって歩きながら、「女性、生命、自由」「独裁者に死を」「裏切り者を倒せ」と叫んでいたそうだ。

 

この追悼式に、Aminiさんの家族が参加していたのかは、明らかにされていない。ただ家族に近い関係者によれば、イランの情報機関がAminiさんの父親に追悼式を行わないよう、圧力をかけていたという。

 

ノルウェーに本部を置くクルド人人権団体「ヘンガウ」は、治安部隊がジンダン広場で人々に発砲したとツイート。

 

ロイター通信も、目撃者の言葉を引用し「機動隊が墓地に集まった弔問客に発砲し、数十人が逮捕された」と伝えている。

 

これまでもイランの治安部隊はデモを厳しく取り締まっており、デモ隊らに銃を発砲するなどして、数多くの市民が亡くなっているという。(了)

 

出典元:BBC:Iran protests: Police fire on Mahsa Amini mourners – witnesses(10/26)

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