英でトランプ大統領の公式訪問中止を求める署名が150万人突破、大規模な抗議活動も
イギリスに公式訪問する予定のトランプ大統領を、招待しないよう求める署名活動が行われ、ついに150万人を突破した。
●国民が嘆願署名を行い150万突破
トランプ大統領のイギリスへの公式訪問は、先日メイ首相がアメリカを訪れた際に決まったものとされ、今年の後半を予定しているという。
しかし28日にトランプ大統領がイランやイラクなど7カ国からの入国を禁止する大統領令を発したことで、イギリス国民の多くが反発。
それ以前から、トランプ大統領を公式に招くのを中止するよう求める運動が、イギリス議会のオンラインページで行われてきたが、本日ついに署名が150万人に達したことが伝えられた。
●女王陛下に会わすべきではない
英紙INDEPENDENTによれば、イギリス政府は署名が1万人に達した段階ですでに対応を余儀なくされており、それが100万人に達したことで議会でも議論される見通しになるという。
多くの嘆願ではトランプ大統領の女嫌いや下品さについて述べながら、彼がイギリスを訪れることは許すが、エリザベス女王と会見するための訪問を許可すべきではないという意見があるそうだ。
実際に嘆願ページの冒頭には「ドナルド・トランプ氏はアメリカ政府のリーダーとして、その能力においてイギリスに入国するのを許されるべきだ。しかし公式訪問で招待するべきではない。なぜなら女王陛下を困惑させることにつながるからだ」と書かれている。
それでもイギリス政府は招待状が受理されたとして、アメリカ大統領の公式訪問を受け入れるという姿勢は変わらない、という立場を強調しているという。
●大統領令に反発する抗議集会も
これと関連して、イギリスではトランプ大統領令に対する、大規模な抗議活動も各地で行われている。
実際にロンドンでは30日に、多くの人々が「私たちは協力して立ち上がるべきだ!トランプの入国禁止令はいらない!」といった声を上げ、プラカードを掲げ、トランプ大統領の政策に抗議したそうだ。
Good to see so many people taking a stand against the #MuslimBan here in London. Our voices will be heard #resist pic.twitter.com/sXVlwPylj1
— Natalie Holroyd (@NatalieH1783) January 30, 2017
London now #NoBanNoWall #TheresaTheAppeaser #MuslimBan #Resist #NoMuslimBan #StandUpToTrump #StopDeportations pic.twitter.com/MHvSa9PNkJ
— sarah keenan (@sarahjkeenan) January 30, 2017
https://twitter.com/lilyallen/status/826155841942327296
またこの他にもマンチェスターやブリストル、オックスフォード、エジンバラなどでも抗議集会は開かれ、2万人以上が参加を表明したと言われている。
#resist #muslimban #manchester https://t.co/ycsj5KtGKD
— Bex Rae-Evans (@RebeccaWho) January 30, 2017
出展元:INDEPENDENT:Donald Trump petition: Call for President’s UK state visit to be cancelled reaches 1m signatures(1/30)
出展元:METRO:Thousands vent fury at Trump’s Muslim travel ban in protests across the UK (1/30)