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パレスチナのアッバス議長が国連総会で演説、イスラエルを支援する米政府を非難

パレスチナのアッバス議長が国連総会で演説、イスラエルを支援する米政府を非難
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パレスチナ自治政府のアッバス議長は9月26日、国連総会で演説し、イスラエルを支援し続けているアメリカ政府を、強い言葉で非難した。

 

「米政府が武器を提供し続けている」

 

パレスチナ自治政府のアッバス議長は、イスラエル軍がガザ地区へ侵攻して以来、初めて国連総会の場で演説し、アメリカ政府を名指しで非難した。

 

アッバス議長は、ガザ地区での死者数が増加しているにもかかわらず、アメリカ政府がイスラエルに対し、外交的な支援と武器を提供し続けていると批判。

 

またアメリカ政府がガザ地区での停戦を求める国連安全保障理事会での決議に、繰り返し拒否権を発動することで、イスラエルの攻撃継続を許していると非難し、次のように述べたという。

 

「世界最大の民主主義国であるアメリカが、イスラエルに停戦遵守を求める安保理決議案を、3度も妨害したことを遺憾に思う」

 

紛争後のガザ地区について提案

 

またアッバス議長は、国際社会に対し、イスラエルへの武器供給を停止するよう求め、次のように訴えた。

 

「この狂気を続けることはできない。私たちの国民に起きていることに対して、全世界が責任を負っている」

 

ガザ地区での紛争後についても、アッバス議長は12項目に及ぶ提案を行い、緩衝地帯の設置や、ガザ地区からイスラエル軍が完全に撤退することを求めたという。

 

さらに紛争後には、ヨルダン川西岸の一部を統治するパレスチナ自治政府が、ガザ地区をパレスチナ国家の一部として統治すべきだが、イスラエルがこの構想を拒否していると批判した。

 

その上でアッバス議長は、1年以内に国連主催の国際平和会議の開催を呼びかけ、イスラエル・パレスチナの二国家による紛争解決を求めたという。(了)

 

出典元:Al Jazeera:Abbas slams US’s diplomatic support for Israel’s war on Gaza in UN speech(9/26)

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