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国連の特別委員会、イスラエルによるガザ地区への攻撃は「ジェノサイド」と報告

国連の特別委員会、イスラエルによるガザ地区への攻撃は「ジェノサイド」と報告
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国連人権事務所の特別委員会は11月14日、報告書を発表し、イスラエル軍によるガザ地区への攻撃を強く非難した。

 

「大量虐殺」「アパルトヘイト」

 

イスラエルによる占領を監視するため1968年に設立された国連の特別委員会は14日、年次報告書を発表した。

 

その報告書の中で特別委員会は、ガザ地区におけるイスラエルの政策と、実際に行っていることは、「ジェノサイド(大量虐殺)」の特徴と一致していると指摘。

 

またガザ侵攻において、イスラエルは「飢餓」を武器として使っているとの懸念を示した。

 

さらに、イスラエル政府がヨルダン川西岸地区や東エルサレムなどで、パレスチナ人に対して、「アパルトヘイト(人種隔離政策)」をし続けていると非難した。

 

その上でこの報告書では、各企業に対し道徳的観点から、ガザ地区での大量虐殺に加担しないよう、イスラエルへの投資から撤退すること(ダイベストメント)を推奨している。

 

すでに国際司法裁判所(ICJ)も、ガザ地区でのイスラエル軍の行動を調査しており、ジェノサイド(大量虐殺)を防ぐために暫定措置を講じるよう、イスラエルに命じている。

 

無人機で避難民のテントを爆撃

 

イスラエル軍はガザ地区全域で攻撃を続けており、14日には中部のブレイジ難民キャンプが狙われた。

 

イスラエル軍は無人機を使い、多くの避難民が住んでいるテントを爆撃。これにより子供を含む、少なくともパレスチナ人4人が殺害された。

 

ガザ地区の保健当局は14日、過去24時間で、イスラエル軍の攻撃により、少なくとも24人のパレスチナ人が殺害され、112人が負傷したと発表している。下は先日、安全地帯に指定されていたアル・マワシ地区への攻撃の様子。

 

レバノンでは民間防衛施設を攻撃

 

またイスラエル軍はレバノンでも空爆を続けており、民間人の救出などを行っている民間防衛施設などを攻撃した。

 

レバノンの民間防衛当局によれば、イスラエル軍は14日、北東部のバールベック市近郊にある民間防衛センターを標的とした空爆を行ったという。

 

この攻撃で12人が死亡し、その中には5人の民間防衛隊員が含まれていたそうだ。

 

またレバノン保健省は、イスラエル軍が南部の町、Arabsalimを空爆し、救急隊員4人を含む6人が殺害されたと発表している。

 

 

レバノン南部を拠点とするイスラム教シーア派組織「ヒズボラ」も、イスラエル北部の町、Eliakimに対し、無人機攻撃を実施。イスラエル軍の軍事基地を攻撃したと明らかにした。

 

この攻撃でイスラエル側に死者などは報告されていないが、イスラエルのメディアは2人が負傷したと伝えている。(了)

 

出典元:Aljazeera:LIVE: Israel targets rescuers in Lebanon, kills 24 in Gaza(11/14)

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