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【東京五輪】走り高飛びの男子選手2人に金メダル、ストックホルム大会以来109年ぶり

【東京五輪】走り高飛びの男子選手2人に金メダル、ストックホルム大会以来109年ぶり
Twitter/Pablo Lisotto

東京オリンピックで、男子走り高飛びの選手2人に、金メダルが贈られ、海外でも注目を集めている。

 

2人とも同じ記録だった

 

金メダルに輝いたのは、カタールのMutaz Essa Barhsim選手と、イタリアのGianmarco Tamberi選手だ。

 

2人は8月1日に国立競技場で行われた、走り高飛びの決勝に進出。2人とも2.37mの高さをクリアしたが、2.39mの高さを3回失敗したという。

 

その結果、大会側は勝負が決まるまで1回ずつ飛ぶ、「ジャンプ・オフ」を提案、両選手と関係者が相談を始めたそうだ。

 

Barshim選手の提案を審判が受け入れる

 

その時、Barshim選手が大会関係者に向かって、「私たち2人が金メダルを持つことはできないのでしょうか」と尋ねたという。

 

すると関係者は、その提案を受け入れ、2人を金メダルにすることに合意。その途端、Barshim選手とTamberi選手はハグをして、お互いに喜びを分かちあった。

 

 

一方、ベラルーシのMaksim Nedasekau選手も2.37mの高さをクリアしていたが、失敗した数が多かったため、今回銅メダルとなった。

 

Barshim選手は、2012年のオリンピック・ロンドン大会で銅メダル、2016年のリオ大会では銀メダルを獲得。2017年と2019年に世界選手権を連覇したことから、金メダル獲得の有力候補だったという。

 

2014年に2.43mをクリアしたBarshim選手は、1993年にキューバのハビエル・ソトマヨールが記録した世界記録の2.45mに次ぐ、史上2番目に高い記録を保持している。

 

陸上競技で同じ記録により、複数の金メダリストが誕生するのは、1912年ストックホルム五輪以来109年ぶりのことだという。(了)

 

出典元:METRO:Qatar and Italy high jumpers go wild after agreeing to share Olympic gold medal(8/1)

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