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イギリス国防省、ウクライナにおける戦況分析:4月22日から23日

イギリス国防省、ウクライナにおける戦況分析:4月22日から23日
Twitter/Defence of Ukraine

イギリスの国防省が、ウクライナ東部や南東部における戦況について情報を更新した。

 

マリウポリでは未だに激しい戦闘

 

イギリス国防省によれば、まずロシア軍は先日、南東部の都市、マリウポリを征服したと宣言したが、いまだに現地では激しい戦闘が続いているという。

 

またこの地域での戦闘は、「ロシア軍の都市占領の試みを挫折させ、ドンバスにおけるロシア軍の望ましい進展をさらに遅らせる」と分析している。

 

さらにロシア軍は活動を活発化しているにもかかわらず、「ウクライナの反撃がロシア軍の努力を妨げ続けているため、大きな成果を上げていない」そうだ。

 

一方、ロシア空軍と海兵隊は、ウクライナの空と海の防衛の効果により、どちらの領域でも支配権を確立しておらず、目立った進展はないという。

 

「砲撃に依存し続ける」

 

またイギリス国防省は、先日ロシアのショイグ国防相が「新しい戦術」を導入するとした発言を受け、次のように分析している。

 

ショイグ国防相が「新しい戦法」を導入すると表明したのは、ロシアの進展が意図したとおりに進んでいないことを暗黙のうちに認めていることになる。

戦争が計画通りに進んでいないことを理解しているとはいえ、これらを適応させた戦術、技術、手順に変換し、作戦効果を高めるために実施するには時間がかかるだろう。特に陸上機動戦に関しては。

したがって、当面は、ロシア軍に対するウクライナの反発を抑えようとする手段として、砲撃に依存し続けることになりそうである。

その結果、ロシア軍はウクライナの防衛力を迅速に克服することができず、挫折を余儀なくされる可能性が高い。

 

 

もっともウクライナ東部ではロシア軍の攻撃が激しくなっていると言われており、目が離せない状況が続いている。(了)

 

出典元:Twitter:Ministry of Defence

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