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フランスで猫を撃とうとしていた町長が、誤って子供を撃ち物議に

フランスで猫を撃とうとしていた町長が、誤って子供を撃ち物議に

フランスで猫を撃とうとしていた町長が誤って子供を撃つという事件が発生し、物議を醸している。

 

猫を狙ったはずが当たったのはバス亭にいた子供

 

事件が起きたのは、フランス中西部に位置するシャラント県アングレームからほど近い、小さな町マラヴィル(Malaville)。

 

マラヴィルで町長を務めていたEric Lambertは、この日鳥小屋へと近づいてきた猫を22口径ライフルで射撃。

 

ところが弾は猫を外れ、さらには跳弾してバス停でバスを待っていた子供に当たってしまったという。

 

子供はその後手術のためにボルドーの病院へ救急搬送。しかし命に別状はないとのことだ。

 

また町長は拘留され、検察による捜査が即座に開始されたという。

フランスではたびたび人への誤射が発生

 

一方、フランスにおいて動物を撃とうとしたところ、誤って子供を撃ってしまうという事例はこれが初めてのことではない。

 

2014年6月には年金受給者の男性が、クロウタドリと誤って自らの息子を3度にわたって射撃してしまうという事件が発生。

 

 

さらにフランスにおいて狩りが盛んとなる12月までの季節には、狩りに訪れていた人が誤って人間を撃ち、死亡させるという事例もたびたび起きているという。

 

銃規制法にも関わらず広がる銃の所持

 

他方で今回のケースにおいては町長がライフルを所持すべきであったのか、という点についても疑問視されている。

 

フランスでは銃の所持を厳しく制限する法律が存在しているにも関わらず、銃の所持が広がりつつあるという。

 

またシドニー大学によるプロジェクト「Gun Policy」が昨年発表した研究によると、フランスでは1000万もの銃が市民によって合法、あるいは違法に所持されているという。

 

一方別の研究では、6500万人もの人口を有するフランスでは、2000万もの銃が所持されている可能性があるとのことだ。

 

米国での誤射事件は後を絶たないが、厳しい銃規制が設けられているフランスにおいてこのような事件が起きてしまうとは、何とも皮肉なことだ。(了)

 

出典元:The Local France:French mayor tries to shoot cat but hits schoolboy in head(3/6)

出典元:The Connexion:Mayor charged after shot hit boy in head(3/8)

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