フランスで猛暑関連により1000人が死亡、複数の国で気温の記録を更新

フランスの公衆衛生当局は6月28日、記録的な猛暑のピークを迎えた先週、フランス国内で約1000人の死者が出たと明らかにした。
通常より1000人も多く死亡
4月と5月、熱波発生前のフランスでの1日あたりの死亡者数は、約900人から1000人だったという。
しかし記録的な猛暑に見舞われた6月24日には、1200人以上が死亡。さらにその後の2日間でも、それぞれ1400人以上が死亡した。
このためフランスの公衆衛生当局は、この3日間だけでも、通常より1000人も多くの人が亡くなったと結論付けた。公衆衛生当局によれば、死者が多かったのは、猛暑警報(レッドアラート)が発令された地域だったという。
死亡者の85%は65歳以上とされ、特にパリでは一般家庭での死亡者数が急増したそうだ。
東ヨーロッパでも気温の記録更新
また熱波は現在、ゆっくりとヨーロッパ東部へ移動しており、ドイツでは、ポーランド国境に近いNeißemündeで3日連続、気温が41.7℃となり、過去の記録を更新した。
チェコ共和国でも、6月27日に41.9℃を記録し、これまでの最高記録である40.9℃を上回ったという。
欧州を拠点とする科学者グループ「World Weather Attribution」は6月26日、気候変動がなければ、ヨーロッパでの猛暑や高湿度が起こり得なかったとする、新たな研究結果を発表した。
その研究によれば、わずか50年前にはこのような猛暑はほぼあり得なかったが、現在では20年前と比べて200倍も起こりやすくなっているという。
また世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長も6月28日に「X」において、次のように警告した。
「ヨーロッパは地球上で最も急速に温暖化が進んでいる大陸であり、世界の平均の2倍の速さで温暖化が進んでいる。現在、1億5000万人が猛暑の中で生活しており、数百人が死亡、学校は休校、送電網は機能不全に陥っている」(了)
出典元:ABC News:French deaths soar as extreme heat breaks European records(6/28)


























