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プーチン大統領がアゼルバイジャン機の墜落で謝罪、ロシア軍の関与は明確にせず

プーチン大統領がアゼルバイジャン機の墜落で謝罪、ロシア軍の関与は明確にせず
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ロシアのプーチン大統領は、先日カザフスタンに墜落した旅客機について、アゼルバイジャンの大統領に謝罪した。

 

ロシア軍が撃墜したとは認めず

 

プーチン大統領は12月28日、アゼルバイジャンのアリエフ大統領と電話で会談。墜落事件がロシア領空で起きたことを謝罪し、犠牲者の遺族に哀悼の意を表して、負傷者の早期回復を祈ったという。

 

またアゼルバイジャンの旅客機が、チェチェン共和国のグロズヌイ空港に何度も着陸しようとしていたことも認めたそうだ。

 

その上で当時、グロズヌイや他の2都市ではウクライナの無人航空機による攻撃を受けており、ロシアの防空システムが無人機の攻撃を撃退していたと説明したという。

 

しかしプーチン大統領は、アゼルバイジャンの旅客機が、ロシア軍のミサイルによって直接撃墜されたとは認めていない。

 

乗客67人のうち38人が死亡

 

12月25日、「アゼルバイジャン航空」のJ2-8243便は、アゼルバイジャンの首都・バクーからチェチェン共和国の首都・グロズヌイに向かっていたが、途中外部からの異常が起き、飛行コースを大幅に変更した。

 

その後、この便はカザフスタンの都市、アクタウ近郊に墜落し、乗客67人のうち38人が死亡した。

 

搭乗者の大半はアゼルバイジャン出身で、ロシア人やカザフスタン人、キルギスタン人もいたと言われている。

 

また生き残った人の大半は、機体後部の座席に座っていたと考えられている。

 

当時、墜落の原因はバード・ストライクと発表されたが、機体の一部に複数の大きな穴が開いていたことから、何らかの攻撃を受けたとの憶測が流れていたという。

 

アゼルバイジャンのアリエフ大統領は29日、「意図的ではないが、攻撃された」ことが墜落の原因だと表明。

 

グロズヌイ周辺で地上から攻撃を受け、旅客機が制御を失ったのは事実だとし、ロシア側に対し、罪を認め、関係者の処罰と補償を行うよう求めた。(了)

 

出典元:BBC:Putin apologises over plane crash, without saying Russia at fault(12/28)

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