米国土安全保障省の長官、職員を嘘発見器にかけ、調査していると認める
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アメリカの国土安全保障省では、情報漏洩に関する問題で、職員を嘘発見器(ポリグラフ)で調べているという。
情報漏洩が移民執行活動を妨げている
クリスティ・ノーム国土安全保障長官は、情報漏洩が移民執行活動を妨げているとし、職員を調べていると明かした。
またノーム長官は、フォックス・ニュースの番組に出演し、移民関税執行局の活動を漏洩した可能性のある「漏洩者」を排除するためにポリグラフ検査を実施していることを認め、次のように述べたという。
「確信が必要ですし、確かめる必要があります。そのため、使用できるさまざまなツールがあります。その1つは、すべての職員、これらの活動に関与しているすべての人々をポリグラフ検査で調べ、彼らが過去に私たちの活動を危険にさらした可能性のある行為について、真実を語っていることを確認することです」
すでに一部の部署でも嘘発見器を使用
国土安全保障省は、テロリストの攻撃や自然災害等、あらゆる脅威から国土の安全を守るために、2002年11月に設置された新しい組織とされている。
またすでに国土安全保障省の一部の部署では、税関・国境警備局などで職員を採用する際に、ポリグラフ検査が行われているという。
国土安全保障省が実施するポリグラフ検査には、職員がメディアや非営利団体と無許可で連絡を取っていたかどうかの質問も含まれるそうだ。
ノーム長官は昨年、サウスダコタ州知事を務めており、著書の中で過去に生後14カ月の犬を、役に立たないとして射殺したと告白し、批判を浴びていた。(了)
出典元:ABC News:Polygraphs of DHS employees to include question about communication with media(2/20)