トランプ氏、3期目の大統領を目指すことを除外せず

アメリカのトランプ大統領は、記者からの質問に対して、3期目を目指す考えを排除していないと述べた。
「複数の方法がある」
トランプ氏は3月30日、NBCニュースのクリステン・ウェルカー氏に対し、「3期目の大統領を求めることを除外していない」と述べたという。
またトランプ氏は、3期目の出馬が許される計画が提示されたかどうか尋ねられると、「それが可能になる、複数の方法がある」と発言。
J・D・バンス副大統領が大統領選に出馬し、その後トランプ氏にその役職を譲るというシナリオの可能性について尋ねられると、「それも1つの方法だ」と答え、次のように述べた。
「多くの人が私に、それ(3期目の大統領)をしてほしいと思っている。しかし私は基本的に彼らに対し、まだ長い道のりが残っており。政権が始まったばかりだと話している」
大統領の任期は、1951年に制定された合衆国憲法修正第22条により、2期までと決められているが、トランプ氏は度々、3期目に出馬することを発言してきた。
共和党の議員らは、トランプ氏の発言を冗談、あるいは批判者をからかったものと考えているという。
トランプ氏、プーチン大統領に怒り?
またトランプ氏は30日、NBCニュースのインタビューに答え、ロシアのプーチン大統領が、ウクライナのゼレンスキー氏の大統領としての正当性に疑問を投げかけたことに、「非常に怒っている」「腹を立てている」と述べたという。
プーチン大統領は先日、ロシアのテレビに出演し、ウクライナを国連主導の暫定政府の下に置き、和平協定交渉の前に新たな選挙を実施すべきだと主張した。
トランプ氏は、NBCニュースのインタビューで、この件について聞かれ、「ゼレンスキー氏の正当性を損ない始めた時、私は非常に腹を立て、憤慨した。なぜなら、それは正しい方向に進んでいないからだ」と述べたそうだ。
その上でトランプ氏は、プーチン大統領とウクライナでの戦争終結で合意できない場合、ロシアから輸出されるすべての石油に二次関税を課すと主張。「すべての石油に25%の関税を課す」とも語った。
トランプ氏はまた、今週プーチン大統領と話し合う予定だと述べている。(了)
出典元:ABC News:Trump admin live updates: Trump won’t rule out running for a third term: Report(3/31)