ガザ地区での停戦により、ドイツがイスラエルへの武器輸出を再開

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ドイツ政府は、ガザ地区で停戦が成立したことを受け、イスラエルへの武器輸出を再開すると発表した。
11月24日から武器輸出を再開
ドイツ政府は今年8月、イスラエル軍がガザ市制圧に動き出したことを受け、ガザ地区で使用される可能性のある武器の輸出を停止した。
しかし10月10日に、イスラエルと「ハマス」が和平合意の第一段階に署名し、停戦が発効。現在、以前のような激しい戦闘は起きていない。
ドイツ政府の報道官は11月17日、停戦が「安定」したため、イスラエルへの武器輸出の停止を解除すると発表。11月24日からイスラエルへの武器輸出を再開すると明らかにした。
ドイツは、アメリカに次いで2番目に多く、イスラエルへ武器を供給してきたと言われている。
「メルカバ」のエンジン部品も供給
ストックホルム国際平和研究所によると、2020年から2024年の間で、イスラエルの武器輸入量の33%を、ドイツが占めているという。
その武器の大半は軍艦で、次いで魚雷が多かったが、ドイツはイスラエル軍の戦車「メルカバ」のエンジン部品も供給しているそうだ。
ドイツ政府の報道官は17日、武器輸出再開について、次のように述べた。
「我々は全ての関係者が、停戦の合意事項を遵守することを期待している。これは停戦が維持され、大規模な人道支援が提供され、合意通り、秩序ある形でプロセスが継続されることを意味する」
しかしイスラエル軍はガザ地区で停戦違反を繰り返し、パレスチナ人を殺害し続けており、また支援物資の搬入も制限し、現在も飢餓政策を続けている。(了)
出典元:BBC:Germany to resume arms exports to Israel after ceasefire(11/17)

























