米軍によるグリーンランドへの攻撃はNATOの終焉を意味する、デンマークの首相が警告

アメリカのトランプ大統領は以前から、グリーンランドを領有したいと主張しているが、そのような発言に対して、デンマークの首相が警告した。
米軍による侵攻への懸念が再燃
ベネズエラでの軍事作戦を終えたばかりのトランプ大統領は1月4日、アメリカがグリーンランドを安全保障のために「非常に」必要としていると述べ、アメリカ軍の侵攻への懸念が再燃した。
グリーンランドはデンマークの旧植民地で、現在もデンマーク王国の一部であり、この土地の外交・安全保障政策も、デンマーク政府によって統制されている。
デンマークのメッテ・フレデリクセン首相は1月5日、テレビ局「TV2」に対し、「アメリカがNATO(北大西洋条約機構)加盟国への軍事攻撃を決断すれば、すべてが停止する。NATOも、ひいては第二次世界大戦後の安全保障も停止する」と述べた。
戦略的重要拠点、豊富な鉱物資源
グリーンランドはヨーロッパと北米大陸の間という戦略的な位置にあり、アメリカの弾道ミサイル防衛システムにとって極めて重要な拠点となっている。
また、グリーンランドの豊富な鉱物資源は、中国からの輸出への依存度を低減するという、アメリカの目標にも合致する。
グリーンランドのイェンス=フレデリク・ニールセン首相は、フレデリクセン首相の発言に先立ち、SNSに次のように投稿した。
「脅迫、圧力、併合の話は、友人同士の間では通用しない。責任感や安定性、そして忠誠心を幾度となく示してきた国民に対し、そのような話をするものではない。もう、うんざりだ。これ以上、圧力はいらない。もう、ほのめかしもいらない。もう併合の幻想もいらない」
デンマークのフレデリクセン首相は、放送局「DR」のインタビューで、トランプ氏に対し度々「非常に明確に」伝えてきたと主張。「基本的な民主主義の価値観と、我々が築いてきた国際社会のために戦い、あらゆることをする」と述べたという。(了)
出典元:The Guardian:US attack on Greenland would mean end of Nato, says Danish PM(1/5)


























