仏・マクロン大統領、イラン攻撃は国際法に違反すると非難

フランスのマクロン大統領は3月3日、アメリカとイスラエルによるイランへの攻撃を違法だと断じた。
軍事作戦の開始は「容認できない」
マクロン大統領は3日、テレビで放送された声明で、イランが今回の戦争の「主たる責任」を負っているものの、攻撃は「国際法の範囲外」だと述べ、国際法に違反するとの認識を示した。
またマクロン氏は、イランに対する軍事作戦を開始したことは「容認できない」とし、
フランス政府は現在、ドイツやイギリスとともに攻撃の即時停止を求めており、「同地域の永続的な平和は、外交交渉の再開によってのみ実現する」と強調した。
マクロン大統領は、スペインのペドロ・サンチェス首相に続き、この紛争の合法性を疑問視した西側諸国の指導者として2人目となる。
イギリスのスターマー首相も明言は避けているが、アメリカやイスラエルによるイランへの攻撃について、法的根拠に疑問を呈し、攻撃には参加しないと議会で発言した。
スペインとの貿易停止を命令
スペインのサンチェス首相は、2月28日にアメリカ軍とイスラエル軍がイラン攻撃を開始した直後、「国際法違反」と批判。国内にあるアメリカ軍との共同基地の使用を拒否した。
これに対し、アメリカのトランプ大統領は3月3日、「スペインとのあらゆる貿易を停止する」と表明。またイギリスのスターマー首相に対しても、不満を述べた。
これらの発言に先立ち、トランプ氏は今回の戦争支援において、フランスが「素晴らしい」姿勢を示していると賞賛していたという。
しかし今回、フランスのマクロン大統領は「国際法違反」との認識を示し、トランプ大統領との対立路線を鮮明にした。
「不当かつ危険な軍事介入」
スペインのサンチェス首相は3月4日、トランプ大統領がイラン空爆を実施することで、数百万人の命を賭けた「ロシアンルーレット」を仕掛けていると非難。
アメリカ・イスラエルによるイラン攻撃を「不当」かつ「危険な」軍事介入と呼び、「スペイン政府の立場は4つの文字で要約できる。『戦争反対』だ」と述べたという。
マクロン大統領は4日のテレビ演説で、中東の不安定な状況と、今後の不確実性を考慮し、空母「シャルル・ド・ゴール」とフリゲート艦に対し、地中海に向かうよう指示したと明らかにした。
またフランスは中東の同盟国の領空防護のため、ラファール戦闘機や防空システム、航空機搭載レーダーを配備しているが、マクロン大統領はこれらを「必要な限り維持する」と述べたという。(了)
出典元:Telegraph:Macron: Strikes against Iran are illegal(3/3)
出典元:The Guardian:Middle East crisis live: US submarine sank Iranian warship, Hegseth says; Israel launches fresh strikes on Tehran(3/4)

























