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最早トイレ状態?!エベレストにドン引きするくらいの“人間の排泄物”が残されていた

最早トイレ状態?!エベレストにドン引きするくらいの“人間の排泄物”が残されていた

世界最高峰を誇る山、エベレストにおいて大量の人間の“排泄物”が残されていることが判明し、波紋を広げている。

 

残された廃棄物は8000キロも!

 

この衝撃的な事実を伝えるのは、ネパール山岳協会(Nepal Mountaineering Association)の前代表、Ang Tshering氏。同氏はこのことについて、今週行われたインタビューの中で明らかにした。

 

インタビューによると、エベレストの斜面には驚く量の人間の排泄物が残されているという。

 

人間による排泄物が一体どれほど残されているのか、その正確な量を把握することは不可能だ。というのも、その存在を確認することが可能となるのは、雪が溶け山肌が露わになった時のみだからだ。

 

しかし標高6400メートル地点に位置するキャンプ2において、今春政府主導で行われた清掃活動に参加した現地のチベット系ネパール人シェルパ族の人々らは、そこには今年の登山シーズン中に残されたとみられる1万7637ポンド (約8000キロ)もの人の排泄物が存在すると考えているという。

 

このあまりにも悲惨な現状についてTshering氏は、「エベレストにおける目下最大の問題と懸念は、人間の排泄物だ」と言及。

 

「数週間にわたりそこに滞在する数百もの人々が、開放されたトイレを利用している」と述べている。

 

残された排泄物は様々な弊害もたらす

 

このように大量の排泄物がエベレストに放置されるということは、景観を損ねる以上の被害をもたらす。

 

これについてTshering氏は、残された排泄物は登山者に吐き気を催させるような悪臭を放つと共に、結果的に麓の水資源をも汚染し、人の健康に危険をもたらすことまであると警告する。

 

ベースキャンプで過ごす人々は溶けた雪を飲み水として利用しており、そのような人にとっても山中に放置された排泄物は健康にリスクをもたらすものだ。

 

米国ウェスタンワシントン大学の教授で、研究のためエベレストを訪れたというJohn All氏も、その際の経験について告白。

 

「キャンプ2への遠征の際、キャンプ2における汚染された水のせいで(同行した)10人中8人のシェルパ族が胃を痛めることとなった」としている。

 

エベレストにおいては持ち運び可能なトイレを利用する代わりに、多くの登山者が雪の中に穴を掘り、氷河の割れ目へと落とし込むようにして用を足す。

 

しかし気温が上がって氷河が薄くなると、その割れ目が少なく小さくなってくる。

 

するとそこから排泄物が溢れ出て、ベースキャンプや山の麓の町までたどり着いてしまうという。

 

エベレストのベースキャンプを遠目から見た際の様子(Wikipedia Common)

生物分解可能な袋の使用義務付けを要求

 

このような現状を受け、エベレスト汚染管理委員会(Everest Pollution Control Committee)の委員長Ang Dorjee氏は、ネパール政府に対してルール策定を要求。

 

「エベレストにおける問題は、どのようにして人の排泄物を廃棄するのかという規制が存在しないことだ。中には人の排泄物を分解することが可能な酵素を含み、生物分解可能な袋を使用する登山者もいるが、多くはこれを利用していない」と指摘している。

 

またTshering氏やその他の専門家らも、これに関してネパール政府は人の排泄物を処理するため、生物分解可能な袋の使用を義務付けるべきであるとしている。

 

ただ、この生物分解可能な袋は米国から輸入せねばならず、高額であるという。

 

Wikipedia Common

 

エベレストに大量の排泄物が残されているという衝撃の事実。日本でも富士山におけるごみの廃棄が問題になっているが、エベレストの問題はより深刻かもしれない。(了)

 

出典:Fox News:Mount Everest has become an ‘open toilet,’ staggering amount of human waste found on its slopes(6/25)

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