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南米のチリやアルゼンチンで皆既日食が観測される、NASAも動画を公開

南米のチリやアルゼンチンで皆既日食が観測される、NASAも動画を公開
YouTube/NASA Video

7月2日、南米の一部の地域で皆既日食が観測され、多くの人々が空を見上げたという。

 

南太平洋の島から始まり、アルゼンチンまで

 

今回、皆既日食が観測されたのは、南米のチリとアルゼンチンの一部。

 

月の影はまず10時24分(現地時間)にニュージーランドの東、南太平洋上にある、イギリス海外領土の無人島「オエノ島(ピトケアン諸島)」にかかり、3分間皆既日食になったという。

 

 

その後、影は現地時間の16時38分に、チリ中部の沿岸「La Serena」に到達。星がよく見えることで知られ、天文台も多くある中部のコキンボ州を通っていったそうだ。

 

さらに月の影はアンデス山脈や大陸を横断し、現地時間の17時44分にアルゼンチンのブエノスアイレス州にあるチャスコムス地区に達した。

 

高額のチケットも完売

 

今回の皆既日食では世界で最も高い精度を誇る、いくつかの望遠鏡も観測しており、NASAもサンフランシスコにある博物館「エクスプロラトリアム」とパートナーを組み、動画を公開している。それがこちら。

 

 

空気が澄んでいることで知られるアタカマ砂漠(高地)にある「ヨーロッパ南天天文台」では、天文学者と一緒に観測できるイベントも行われ、2000ドル(約22万円)もするチケットがすでに完売していたという。

 

 

下はその「ヨーロッパ南天天文台」からの動画。

 

 

皆既日食が見られる時期は当然、各地域によって異なっており、今後日本では2035年9月2日に列島の中央部で観測できるという。また2030年6月1日には北海道の大部分で「金環日食」が見られるそうだ。(了)

 

 

出典元:BBC:Total solar eclipse 2019: Sky show hits South America(7/2)

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