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ロシアのプーチン大統領が、反乱後にプリゴジン氏と面会していた

ロシアのプーチン大統領が、反乱後にプリゴジン氏と面会していた
Twitter/Pekka Kallioniemi

「ワグネル」の反乱後、ロシアのプーチン大統領とエフゲニー・プリゴジン氏が面会していたと、報道官が発表した。

 

6月29日に面会していた

 

ロシア大統領府のペスコフ報道官によれば、「ワグネル」の反乱から5日後の6月29日、プーチン大統領にプリゴジン氏が面会したという。

 

またプーチン大統領は、プリゴジン氏を含む「ワグネル」の幹部・指揮官など35人をクレムリンに招待し、会談は3時間に及んだそうだ。

 

その会談において、プリゴジン氏はプーチン大統領に、ワグネル部隊が国とロシアの大統領に忠誠を誓っていると確約したという。ペスコフ報道官は、次のように語っている。

 

「司令官たちは、(6月24日に)何が起こったかについて自分たちの見解を説明した。彼らは国家元首の揺るぎない支持者であることを強調し、祖国のために戦い続ける用意があるとも語った」

 

プリゴジン氏の行方は語らず

 

一方、ペスコフ報道官は、現在プリゴジン氏がどこにいるのかについては、明言を避けた。

 

ベラルーシのルカシェンコ大統領は先日、プリゴジン氏が自国内にはおらず、ロシア国内にいると述べていた。

 

ロシアを内戦の瀬戸際まで追い込んだ「ワグネルの反乱」。そのトップらが、プーチン大統領に面会したことは、プリゴジン氏がまだロシアで影響力を持ち、貴重な人材とみなされていることを示唆しているのかもしれない。

 

ロシア兵の死者は約4万7000人か

 

ロシアの調査報道機関「Meduza」と「Mediazona」が7月10日に発表した共同調査によると、ウクライナ戦争が始まって以来、ロシア軍兵士と契約戦闘員の死者は約4万7000人にのぼるという。

 

この死者数は、昨年の戦争開始から2023年5月27日までのデータに基づいて算出されたそうだ。

 

ロシア政府は、2022年9月に5937人の兵士が死亡したと発表したが、それ以降ロシア軍の犠牲については明らかにしていない。

 

しかしこの「5937人」という死者数は、ありえないほど少ないとも考えられている。(了)

 

出典元:The Guardian:Wagner boss met Vladimir Putin five days after mutiny, Kremlin says(7/10)

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