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夜空で明るく輝く星の前に小惑星、光を遮る「星食」になる可能性

夜空で明るく輝く星の前に小惑星、光を遮る「星食」になる可能性
flickrHubble ESA

夜空で最も明るく輝く星の1つに、これまでに類を見ない「星食」が起きると予想されている。※(本来、「星食」とは月が惑星などを隠してしまうことだが、ここでは便宜上、この言葉を使う)

 

オリオン座の「ベテルギウス」

 

その輝く星とは、オリオン座の赤色超巨星、「ベテルギウス」だ。

 

実は12月12日から13日にかけて、「ベテルギウス」の前を、小惑星「レオナ」が横切るという。

 

このため「星食」が起きるとされ、小惑星の周りが輝く「金環食」になる可能性もあるそうだ。

 

まだ不確実性が大きい

 

天文学者らは「星食」が15秒続くと考えているが、まだ不確実性が大きく、「皆既食」になるのか、それがどのくらい続くのかも分かっていない。

 

小惑星「レオナ」は、火星と木星の間のアステロイド・ベルトに位置し、ゆっくりと回転している長方形の岩だという。

 

大きさは、幅55km、長さ80kmと推定されており、実は今年の9月にも別の恒星で「食」を引き起こしていたそうだ。

 

一方、「ベテルギウス」は太陽より数千倍明るく、大きさは約700倍。年齢はわずか1000万年で、46億年の太陽よりもかなり若い。しかし寿命は、短いと予想されている。

 

実際に科学者らは、「ベテルギウス」が10万年以内に超新星爆発を起こし、最後を迎えると予想しているという。(了)

 

出典元:ABC News:Asteroid will pass in front of star to produce a rare eclipse visible to millions(12/7)

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