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【ノートルダム大聖堂】1人の神父が命の危険を顧みず、貴重な聖遺物を運び出す

【ノートルダム大聖堂】1人の神父が命の危険を顧みず、貴重な聖遺物を運び出す
Twitter/Etienne Loraillère

現時時間の15日夕方、フランスのパリにあるノートルダム大聖堂が、大規模な火災に見舞われた。

 

その際、建物の中に入り、大切な聖遺物などを運んだとして、1人の神父が注目を集めている。

 

「いばらの冠」と「聖体」を運び出す

 

その人物とは、パリ消防旅団に所属するJean-Marc Fournier神父。彼は命の危険を顧みずに、燃え盛る大聖堂の中に入り、「いばらの冠(Crown of Thorns)」を運び出したという。

 

またFournier神父は「聖餐のパン(聖体)」も安全な場所へ運び出し、焼失の危機から守ったとされている。

 

「いばらの冠(Crown of Thorns)」は、キリストが十字架刑に処される際にかぶっていたと言い伝えられているもので、聖遺物の中でも最も貴重なものの1つとされ、現在はパリ市庁舎で保管されているそうだ。

 

これらの貴重な宗教的聖遺物は火事によって焼かれる可能性もあったため、消防関係者も「Fournier神父は、間違いなくヒーローです」と述べ、次のように語っている。

 

「彼は恐怖心を一切見せず、聖堂内にある聖遺物にまっすぐ向かって行き、それらが確実に保護されるようにしたのです。彼は毎日、生と死に向き合っています。だから恐怖心を示さないのです」

 

カトリック・テレビ・ネットワーク「KTO」の編集者であるEtienne Loraillere氏も、その事実を確認しており、「Fournier神父は、いばらの冠と聖体を守るため、消防隊員とともにノートルダム大聖堂の中へ入っていきました」と述べている。

 

軍に配属し、アフガニスタンでも活動

 

現在、50代のFournier神父は、ドイツでカトリックの司祭としてキャリアをスタートさせたという。

 

その後、フランスの街サルト(Sarthe)へ移動し、2004年には軍の司教区に配属。7年間も兵士らと共に、世界中で活動を続けていたそうだ。

 

またアフガニスタンでは待ち伏せ攻撃にも遭い、10人の兵士を失うも、彼自身は生き残ったという。

 

今回の火事では400人の消防隊員が出動し、翌日の未明には鎮火。他にも多くの貴重な文化財や聖遺物が火災の被害から免れたともいわれている。(了)

 

出典元:METRO:Hero fire chaplain who saved the Crown of Thorns from Notre Dame inferno(4/16)

出典元:MailOnline:The hero who saved the Crown of Thorns: Fire brigade chaplain entered flaming Notre Dame to recover holy relic – three years after he bravely helped Bataclan terror victims(4/16)

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