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スペインで、古代の戦士や文字が描かれた2500年前の石板を発見

スペインで、古代の戦士や文字が描かれた2500年前の石板を発見
CSIC

スペインで考古学者が、古代の戦闘シーンなどが描かれた、ユニークな石板を発見した。

 

タルテッソス王国があった遺跡で発見

 

その石板が発見されたのは、スペイン南西部のアンダルシア地方にあるカサス・デル・トゥルヌエロ遺跡とされている。

 

この場所は、紀元前に発展した古代のタルテッソス王国があった場所とされ、考古学者は遺跡から、長さ約20cmの石のプレートを発見したという。

 

この石板は約2500年前のものと考えられており、そこには3人の戦士が描かれ、また21に及ぶ、パレオ・ヒスパニック文字の記号(アルファベット)も刻まれていたという。

 

CSIC
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紀元前4世紀に消滅した王国

 

タルテッソス人は、紀元前8世紀頃にスペイン南西部のイベリア半島に最初に定住し、この古代文明は精巧な文字体系で知られていたという。

 

しかし紀元前4世紀までに、タルテッソス王国は消滅したと言われている。その原因は分かっていない。

 

石板に描かれた3人の戦士の絵について研究者は、同様のモチーフを金や象牙、または木片に彫る前に、アーティストが絵を練習するために描いた可能性が高いと考えている。

 

またこの絵の発見によって、描かれた人物の衣服、武器、頭飾りに関して、さらなる知識が得られたそうだ。

 

ただ文字については、本来32文字あった可能性があり、アルファベットの最後の部分が欠けて失われていたという。(了)

 

出典元:Livescience:2,500-year-old slate containing drawings of battle scenes and paleo-alphabet discovered in Spain(6/14)

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