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古代エジプトのファラオが複数描かれた岩、ダムの底で発見

古代エジプトのファラオが複数描かれた岩、ダムの底で発見
Facebook/Ministry of Tourism and Antiquities

エジプトのナイル川を調査中、考古学者により、複数のファラオ(王)などが刻まれた岩の彫刻が発見された。

 

第18王朝と第26王朝のファラオ

 

この調査を行ったのは、フランスとエジプトの合同チームで、彼らは「アスワン・ハイ・ダム」が建設された際に浸水したアスワン南部の水中で、この岩を発見したという。

 

その岩には、アメンホテプ3世(紀元前1390年から1352年頃統治)、トトメス4世(紀元前1400年から1390年頃統治)、プサムテク2世(紀元前595年から589年頃統治)、アプリエス(紀元前589年から570年頃統治)など、第18王朝と第26王朝の統治者の彫刻が含まれていたという。

 

また岩には象形文字の碑文も刻まれており、チームのメンバーは遺跡に潜り、写真やビデオ、写真測量法を使用して記録しているそうだ。

 

碑文の内容や岩の外観などに関しては、まだ詳細が明らかにされていないが、保存状態は良好だとされている。

 

Facebook/Ministry of Tourism and Antiquities
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ダム建設の前に遺物を移送

 

「アスワン・ハイ・ダム」が建設され、付近のエリアに水が満たされる前、ユネスコが主導して、この地域からできるだけ多くの考古学的遺物を記録し、移送する大規模な取り組みが行われていたという。

 

しかし多くの遺物は時間内に移送できず、ダム建設によって水没してしまったそうだ。

 

調査チームは、写真測量法により、物体の写真を何十枚も撮影し、後にその物体のデジタル3Dモデルを作成しようと試みているそうだ。

 

また調査チームの作業が続くにつれ、さらに多くの遺物が発見される可能性が高いと考えられている。(了)

 

出典元:Livescience:Rock carvings of ancient Egyptian pharaohs found underwater near Aswan(7/18)

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