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歩道の敷石から、3億8500万年前の魚の化石を発見【スコットランド】

歩道の敷石から、3億8500万年前の魚の化石を発見【スコットランド】
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イギリス・スコットランドの歩道で、恐竜の時代よりも古い魚の化石が発見された。

 

市庁舎の前の歩道で発見

 

その化石が見つかったのは、スコットランドの都市、インバネスにある市庁舎の前の歩道とされている。

 

スコットランドの「ナショナル・トラスト博物館」で働くジェームズ・ライアン氏は、散策中、歩道の敷石に古代魚の化石を発見したという。

 

これら古代魚の化石は、最初の恐竜が出現する約1億4000万年前、今から約3億8500万年前に遡るそうだ。

 

ハイランド地方で切り出された敷石

 

化石は、スコットランド北部のハイランド地方で切り出された「Caithness」と呼ばれる敷石に含まれていたという。

 

「Caithness」の敷石は、世界中の建設に使用されており、巨大な淡水湖の底に、何千年もかけて堆積してきたと言われている。

 

この魚の化石はデボン紀のものとされ、ヒレの痕跡が含まれていると考えられている。

 

スコットランドのグラスゴーやエジンバラのような都市でも、魚の化石が歩道で発見されているが、この場所では今まで、何千人もの人々が歩いてきたにもかかわらず、誰にも気づかれなかったようだ。

 

ライアン氏によれば、今まで古生物学者やインバネス博物館のスタッフも同様に、これらの化石のことを知らなかったという。(了)

 

出典元:BBC:Fossils of 385 million-year-old fish found in pavement(9/4)

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