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エリザベス女王の国葬で世界のリーダーがロンドンに集結、天皇陛下もご到着

エリザベス女王の国葬で世界のリーダーがロンドンに集結、天皇陛下もご到着
Twitter/The Royal Family

イギリスのエリザベス2世の国葬を前に、世界各国のリーダーが、ロンドンに到着している。

 

アメリカ、カナダなどの首相も到着

 

カナダのジャスティン・トルドー首相と、オーストラリアのアンソニー・アルバ二ージ―首相は9月16日には、女王の棺が置かれているウェストミンスター・ホールを訪れたという。

 

アメリカのジョー・バイデン大統領も9月17日、ファーストレディのジル・バイデン夫人と共に、大統領専用機のエアフォースワンに乗り、ロンドンのヒースロー空港に到着した。

 

他にもイギリス連邦14カ国の首脳など各国の要人がロンドンに到着しており、日本の天皇皇后陛下も、国葬に出席するために9月17日(現地時間)に到着している。

 

天皇は先帝の葬儀以外は出席しない

 

実は、宮中の伝統として死を忌み嫌うために、天皇は先の天皇が亡くなった時以外、葬式には参列はしないという。

 

皇后陛下が亡くなられた皇室関係者の葬儀前に弔問などをされる場合があるが、天皇は一切葬儀には関与せず、ましてや皇族以外の方や、民間人の葬式にも参列しない。

 

このためイギリスのタブロイド紙などは、このような事情を説明した上で、「日本の天皇陛下と皇后陛下は9月16日、東京を離れるところを目撃され、イギリス王室との深い絆を浮き彫りにした」と伝えている。

 

中国やサウジの参列に批判

 

また中国の代表団やサウジアラビアの皇太子の国葬参列に対しては、イギリス国内で、いろいろ議論があったようだ。

 

中国は香港や新疆ウイグル自治区などで、深刻な人権侵害を行っていることもあり、中国代表団の国葬への参列が禁止されるではないか、との見方も出ていたという。

 

しかしイギリス政府は9月16日、王岐山副主席が率いる代表団が参列できるよう判断したという。ただしロンドン在住の中国大使館員の出入りは禁止されている。

 

一方、ジャーナリストのジャマル・カショギ氏の暗殺容疑に抗議して、サウジアラビアの支配者であるムハンマド・ビン・サルマン皇太子の葬儀への出席を認めないよう、呼びかけも行われたという。

 

カショギ氏の婚約者であるハティセ・センギズ氏は、「サルマン皇太子はこの喪に服すべきでなく、彼女(女王)の記憶を汚すことは許されるべきではない」と述べている。

 

サルマン皇太子はこの週末にもロンドンに到着すると見られていたが、国葬に参列するのかどうかは、明らかになっていない。(了)

 

 

出典元:MailOnline:World leaders fly into London for the Queen’s funeral amid a toxic row over invitations to Chinese and Saudi dignitaries(9/17)

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