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ロシアが極超音速ミサイルを含む81発を発射、兵器は十分に残っている可能性

ロシアが極超音速ミサイルを含む81発を発射、兵器は十分に残っている可能性
Twitter/Oleksiy Biloshytskiy

ロシア軍は3月9日の早朝、ウクライナ全土に対し大規模なミサイル攻撃を行った。

 

極超音速ミサイル6発を発射

 

ウクライナ空軍によれば、ロシアは8機のシャヘド無人機を含む、合計81発のミサイルを発射したという。

 

そしてウクライナ側は、ロシアの巡航ミサイル34発と無人機4機を撃墜したと主張している。

 

この攻撃は過去3週間で最大規模のものとされ、ロシア軍は防空網を回避できる極超音速ミサイル6発を発射したとも言われている。

 

ウクライナのゼレンスキー大統領は、この攻撃で首都キーウや黒海に面したオデーサ、北東部のハルキウ、西部のリビウを含む、10地域の重要なインフラと住宅が攻撃されたと発表した。

 

西部のリビウでは、住宅地がミサイル攻撃され、少なくとも6人が死亡。3棟の建物が焼失し、現在救助隊が瓦礫をかき分けて、さらに犠牲者がいないか捜索しているという。

 

ザポリージャ原発が外部電源喪失

 

またこの攻撃により、電力網が遮断され、南部にあるザポリージャ原子力発電所も一時送電網から切り離され、外部からの電源を喪失。非常用電源で原発に電力を供給し続けたという。

 

このような事態に対し、国際原子力機関(IAEA)のラファエル・グロッシ事務局長は、ウィーンで開催された理事会で、懸念を表明。次のように述べた。

 

「私たちは毎回、サイコロを振っているようなものです。もし、このようなことが何度も続くようであれば、いつか運が尽きてしまうだろう。(ザポリージャ原発が)すべての電源を失い、緊急モードで運転しなければならなくなったのは、今回で6回目です。もう一度言わせてもらうが6回目だ。これはヨーロッパで最大の原子力発電所です。私たちは何をしているのでしょうか?今朝、この部屋に座っていて、どうしてこのようなことが起こるのを許すことができるのでしょうか?こんなことは続けられない」

 

その後、現地時間の9日午後4時頃に、ザポリージャ原発では電力供給が回復した。

 

「2年間はもつと推定」

 

一方、ロシア軍の武器や装備の備蓄が減少しているとの見方が広がる中で、バルト3国の1つ、リトアニアは異なった見方を示した。

 

リトアニアの軍事情報部長のElegijus Paulavicius氏は3月9日、民間情報機関の担当者とともに、年次報告書の発表会において、記者団に対して次のように語った。

 

「ロシアは冷戦の長い年月の間に、武器や装備を蓄積してきた。我々は、(ロシア軍の)装備は、現在と同じ強度の戦争で、さらに2年間はもつと推定している。この評価は、どの外国もロシアに軍事援助を提供しないという観点に基づくものだ」

 

またこの報告書では、「昨年のロシアの動員によって、ウクライナ戦争への支持が、プロパガンダで得ようとしたほど、大きくないことを示した」とも指摘。

 

「プーチン政権の政策に対する不満は現在、受動的な形をとっている。ほとんどが動員を避け、貧弱な支給や軍隊の混乱に不満を抱いている。ロシアの戦場での失敗、さらなる動員、経済状況の急激な悪化が、政権の安定に悪影響を及ぼす可能性がある」と述べている。(了)

 

出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war: Zaporizhzhia nuclear plant reconnected to energy grid as UN warns ‘one day our luck will run out’ – as it happened(3/9)

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