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ミケランジェロのものと思える指紋が、作品から浮き出た

ミケランジェロのものと思える指紋が、作品から浮き出た
Victoria and Albert Museum

ミケランジェロが作った蝋の塑像から、ミケランジェロ本人のものと思われる指紋が発見された。制作時に押し付けた指の跡が現れ出たと考えられている。

 

等身大作品のための試作塑像

 

指紋が見つかった塑像(上の写真)は、裸の男性が片腕で自分の顔を覆っているというポーズのもの。「A Slave(奴隷)」というタイトルが付けられている。

 

これを所蔵するイギリスのVictoria & Albert美術館によれば、蝋で作られたこの小さな塑像は、等身大の彫刻作品に取り掛かる前の試作品に当たるものだそう。

 

塑像を元に作られるはずだった大理石彫刻は、ローマ教皇ユリウス2世の霊廟を飾る予定だったが、実際には設置されず、彫刻そのものも未完に終わっているとのこと。

 

ミケランジェロのものと見られる指紋は、塑像の「尻」の部分から見つかった。指紋をクローズアップした写真が、Smithsonian Magazineに掲載されている。

 

Victoria and Albert Museum

猛暑の後に浮き出た指紋

 

美術館の所蔵品ならば、さまざなチェックや鑑定は既に済んでいるはず。そこから新たに指紋が発見されたのは不思議な話だ。

 

海外メディアによれば、上階のギャラリーに展示されていた塑像を地下の倉庫に移動させた事が関係あるらしい。南向きのギャラリーの気温が急激に上がり、塑像が「(結露による)汗をかき」、良い環境ではないようだったので、ロックダウンの期間中、涼しい倉庫に保管したとのこと。

 

それから5ヶ月後、スタッフが塑像をチェックしたところ、尻の部分に指紋が見つかった。専門家たちは、温度と湿度の変化が蝋の化学組成に変化をもたらし、これまでほとんど見えなかった指紋が見えるようになったのだろうと考えている。

 

蝋を指で押して形を作る塑像。指紋があれば、ほぼ作者のものと考えられるが、まだ確認できていない。美術館スタッフによる詳しい調査が予定されている。

 

イギリスのメディアMailOnlineによれば、ミケランジェロ本人の指紋がついた作品がイタリアにもあるそうだ。(了)

 

出典元:UPI:Possible Michelangelo fingerprint found on statue(7/16)

出典元:Smithsonian Magazine:Fingerprint Found on Renaissance Wax Sculpture May Belong to Michelangelo(7/15)

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