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反マスク派の主張にうんざりした店員、即座に店を辞める

反マスク派の主張にうんざりした店員、即座に店を辞める
PublicFreakout/Reddit

アメリカで新型コロナウィルスを軽視している人々が、お店にマスクなしで入店し、店員さんや周囲の人々ともめる映像は、もうすっかり見慣れてしまった。現地の店員さんたちは、日常的に“反マスク派”の方々の対応に疲弊させられているに違いない。

 

そんなことを考えさせられる動画が、12月15日に海外掲示板のRedditに投稿された。

 

「辞めてやる! もううんざり」

 

イリノイ州にあるファミリーレストランのデニーズに、2人の男性客が来店。案内のために出てきた店員は、2人がマスクをしていないことに気づき「マスクをしないと入店できません」と声をかけた。

 

男性客の反応は「宗教上の理由でできない。1964年の公民権法があるから、例外として(マスクなしを)認められるべきだ」と答えたのだ。

 

この答えを聞いた店員はメニューをおいて、「辞めてやる! あんたちはどうかしているよ」と仕事を放棄。騒ぎを聞きつけたマネジャーに「彼らはマスクをしないんだって。こんな気持ちで仕事をするなんてうんざりよ!」と感情的に説明し、バックヤードに下がっていった。

 

そんな店員に男性客は「どうして差別をするんだ」と声をかけている。

 

Denny’s employee quits on the spot after being tired of dealing with anti-maskers. from PublicFreakout

 

男性客らは入店時から動画を撮影していることから、最初からマスクをしていないことを理由にサービスを断られることを期待していたようにも思える。そうだとしたら非常に悪質な行動だ。

 

従業員と顧客の安全が第一

 

男性客らはマネジャーから「知事が言っているように、マスクをしていなければサービスは受けられません」と言われ、「君たちは客を失ったね」と言って店を立ち去った。最後まで穏やかな口調ではあるが、「メディアの言うことを真に受けてはいけないよ」と自分たちの主張を曲げることはしなかった。

 

デニーズはこの出来事について、Newsweekに「従業員と顧客の安全を第一に考えています」とした上で、「伝染病が収まるまでは、外食をする方々には従業員の仕事を尊重し、公のヘルスガイドラインとレストランのポリシーを守っていただければと思います」との声明を発表した。

 

宗教上の理由は例外として認められるか

 

男性客らがマスクをしない理由としてあげている宗教について、動画内では明言されていないが、1人が着ているTシャツはクリスチャングループの「Jesus Christ Ministries」のものである。

 

また、1964年の公民権法によりマスクをしない権利は守られるのかという点について、Newsweekでは「守られない」という見解を示している。(了)

 

出典元:Newsweek「Denny’s employee quits job after customers refuse to wear masks, video shows」(12/15)

出典元:Fox「Denny’s employee quits job after customers refuse to wear masks, video shows」(12/17)

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