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インドでMポックスの感染者を初めて確認、患者は海外渡航経験者

インドでMポックスの感染者を初めて確認、患者は海外渡航経験者
flickr_NIAID

インド保健省は9月8日、海外へ渡航していた男性が、Mポックスに感染していたと発表した。

 

世界で最も人口の多い国で感染者

 

インド保健省によれば、感染が確認されたのは若い男性で、Mポックスが流行している国へ最近旅行をしていたという。

 

また若い男性患者は現在、病院に隔離されており、容体は安定しているそうだ。

 

患者は、確立された手順に従って管理されており、現在保健省は、感染源を特定し、国内での影響を評価するために接触者の追跡を継続しているという。

 

その上で、「世界で最も人口の多い国が、Mポックスに対して、強力な対策を講じている」と述べた。

 

Mポックスの変異株の種類とは?

 

インド保健省は、男性患者が、Mポックス・ウイルスのどの変異株に感染している可能性があるかを明らかにしていない。ただ現在、検査を実施しているという。

 

BBCによれば、Mポックス・ウイルスには大きく分けて、「クレード1(コンゴ盆地系統群)」と「クレード2(西アフリカ系統群)」の2種類があるという。

 

そして昨年にMポックスに感染した人々の多くが、「クレード1b」と呼ばれる比較的新しく、より危険なMポックスを発症しているそうだ。

 

専門家によると、「クレード1b」についてはまだ解明されていないが、伝染力が高く、より深刻な症状を引き起こしている可能性があるという。

 

世界保健機関(WHO)によれば、アフリカのコンゴ民主共和国(DRC)では年初以来、1万7500人以上に及ぶMポックスの感染者と、629人以上の死亡が報告されているそうだ。

 

そして同国では、「クレード1b」と「クレード1a」の両方の変異株が国内に存在すると考えられている。(了)

 

出典元:Al Jazeera:India records first suspected mpox case, male patient in isolation(9/8)

出典元:BBC Japan:【解説】エムポックスとは? どのように感染が広がるのか(8/19)

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