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ゾウが器用にホースを使ってシャワー、ドイツの動物園で初めて確認

ゾウが器用にホースを使ってシャワー、ドイツの動物園で初めて確認
Current Biology

ドイツの動物園で、ゾウがホースを使って水浴びをしている様子が、初めて研究者らによって確認された。

 

動物園の他のゾウはホースを使えず

 

その調査が行われたのは、ドイツにあるベルリン動物園とされている。研究では、動物園で飼育されているアジアゾウの「メアリー」の行動が調べられたという。

 

「メアリー」は鼻を使い、水のホースを持ち上げ、それをシャワーヘッドのように振り回し、体を洗い始めたそうだ。

 

しかも動物園の他の4頭のゾウには、ホースを使ってシャワーを浴びる能力はなかったという。

 

直径によってホースを選択か?

 

「メアリー」は鼻を使う時には、体の右側から水を浴びせ、ホースを使うときには、体の左側から洗い流す傾向にあるそうだ。

 

また恐らく小さいホースは使いにくいため、直径の大きさによってホースを選択していると考えられている。

 

さらに「メアリー」はホースが気に入ったらしく、シャワーを浴びる時間も長くなり、ホースを守ろうと、他の若いメス「アンチャリ」に攻撃的になったという。

 

仲間のゾウがシャワーを妨害?

 

実際、「メアリー」は鼻で「アンチャリ」を叩くこともあったそうだ。

 

これに対して「アンチャリ」は、鼻を使ってホースをねじり、圧縮し、水の流れを遮断するようになったという。

 

しかも「アンチャリ」によるホースの操作は複雑で、時間と共に上手くなっているため、研究者は、やはり「アンチャリ」が意図的に「メアリー」のシャワーを妨害しているとの見方を示している。(了)

 

出典元:The Guardian:Elephants can wash with a hose – and sabotage shower time, scientists say(11/8)

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