メッシ選手のインドツアーでファンが暴徒化、椅子やボトルを投げ入れる

インドのスタジアムに先日、サッカー・アルゼンチン代表のリオネル・メッシ選手が姿を現したのだが、その後ファンたちが怒りを露わにし、暴動が起きた。
試合に出場せず、顔も見えず
メッシ選手は「GOATツアー」でインドを訪問しており、12月13日には西ベンガル州の都市、コルカタにあるソルトレイク・スタジアムに姿を現した。
そこで彼はピッチを歩き回り、集まった熱狂的なファンたちに手を振ったが、大勢の役員や著名人、俳優などに囲まれてしまい、ファンたちはメッシ選手の姿をほとんど見ることができなかったという。
またメッシ選手は、スタジアムでエキシビジョンゲームに参加する予定だったが、それにも出場せず、結局予定より早くスタジアムを後にしたそうだ。
最大1万2000ルピー(約2万円)のチケットを支払った一部のファンたちは、この展開に激怒。観客席の椅子を壊し、ピッチに向かって水の入ったボトルなども投げ入れた。
Lionel Messi’s tour of India got off to a chaotic start in Kolkata, as fans expressed anger over the Argentina legend’s brief appearance at a city stadium.
Fans paid up to $150 for a ticket to see their football idol, but many barely caught a glimpse of him pic.twitter.com/WYPgFfcKIa
— Al Jazeera English (@AJEnglish) December 13, 2025
「責任は運営にある」
スタジアムにいたファンの1人はインドの通信社ANIに対し、「メッシの周りには指導者や俳優しかいなかった。(略)1万2000ルピーのチケットを買ったのに、メッシの顔さえ見えなかった」と不満を漏らしたという。
別のファンは、PTA通信に対し、メッシを見るために1カ月分の給料に相当する金額を支払ったとし、次のように怒りをぶちまけた。
「私は5000ルピーのチケットを息子と買い、メッシを見に来たんだ。政治家を見に来たわけじゃない。警察と軍人が(メッシと)自撮りをしていた。責任は運営にある」
メッシ選手の広報担当者は、彼が事前に合意されていた時間的拘束を履行したと述べている。
また地元警察によれば、イベントの主催者がチケット購入者に返金する方法を検討しているという。(了)
出典元:BBC:Angry fans throw chairs and bottles at Messi event in India(12/13)


























