NASAの巨大な探査機が大気圏に再突入、地球に被害を及ぼす確率は低い

NASAの巨大な探査機が3月11日、大気圏に再突入を開始し、その動向が注視されている。
被害のリスクは4200分の1
その探査機とは、2012年8月に打ち上げられた「ヴァン・アレン探査機A」だ。これは重さが約590kgもある、NASAの大型探査機と言われている。
アメリカ宇宙軍は、「ヴァン・アレン探査機A」が3月11日の午前6時37分(アメリカ東部時間)、太平洋東部上空で大気圏に再突入したことを確認したと発表した。
NASAによると、探査機の大部分は大気圏に再突入する際に燃え尽きると予想されているが、一部の部品は燃え残る見込みだという。
ただし、地球上で人が被害を受ける可能性は4200分の1で、NASAは「リスクは低い」と述べている。
地球の永久放射線帯を調査
「ヴァン・アレン探査機A」と双子の「探査機B」は、地球の永久放射線帯「ヴァン・アレン帯」を探査し、その中で粒子がどのように増加し、失われるかを解明するために打ち上げられたという。
「ヴァン・アレン帯」は、地球の磁場に閉じ込められた、電子や陽子などの電荷を帯びた粒子の輪とされ、宇宙放射線や太陽嵐、太陽風から地球を守っていると言われている。
この探査機のミッションは、当初2年間の予定だったが、結局7年近くも続き、最終的には探査機が燃料切れとなり、2019年に終了したそうだ。
NASAによれば、これらの探査機は数多くの発見を行い、太陽活動が活発な時期に形成される第3の放射線帯の存在を示す最初のデータも収集し、その観測結果は、数百もの論文で発表されているという。
「ヴァン・アレン探査機B」は、2030年代まで地球の大気圏に再突入することはないと考えられている。(了)
出典元:CBS:1,300-pound NASA satellite re-enters Earth’s atmosphere after 14 years in space(3/11)

























