火星の表面で輝きを放つ物体、NASAの「キュリオシティ」がとらえる
NASAが火星の表面で、奇妙な輝きを放つ物体を発見し、注目されている。
コーティングされて輝く物体
この物体をとらえたのは火星探査ローバーの「キュリオシティ」で、先日写真を撮影し、地球へ送信したという。
そこには火星の表面にある岩や塵に混じって、コーティングされて輝くような物体の姿が映っていた。
「キュリオシティ」のチームは、その物体が何かを突き止めるため、より外観を鮮明にとらえようと試みているそうだ。
化学組成を知る必要がある
「キュリオシティ」チームの1人であるSuzanne Schwenzer氏は、更新されたミッション・ブログにおいて、「計画チームは、隕石かも知れないと考えています。というのもそれが非常に輝いているからです」と述べている。
ただし物体が何かを突き止めるには、外観だけでなく、化学組成を知る必要があるとか。
このためチームは、離れた場所からも物体の化学物質を検査できる、「ChemCam」というカメラを使って調査する予定だという。
この物体はチームによって「Little Colonsay(英の島の名前か?)」と名付けられたが、他にも「Flanders moss」と呼ばれる暗い色の物体など、興味深いものが発見されているそうだ。
先月には新たなローバー「インサイト」が火星に降り立ったが、さらに新しい発見がもたらされることに期待したい。(了)
出典元:INDEPENDENT:Nasa Curiosity rover spots strange shiny object on Mars surface(11/30)
出典元:CNET:NASA Curiosity rover investigates shiny object on Mars(11/29)