Switch news

知っておきたい世界のニュース

イギリスに生息していたコウモリをロシアで発見、2000km以上を移動か

イギリスに生息していたコウモリをロシアで発見、2000km以上を移動か
Wikipedia

驚くほど長い距離を移動したコウモリがロシアで発見されたと、イギリスの複数のメディアが報じている。

 

世界で最も長い距離を移動したコウモリか?

 

そのコウモリは「Nathusius’ pipistrelle」と呼ばれる種類で、大きさは人間の親指ほど、体重はわずか8g(一般的には6gから15.5g)ほどしかなかったという。

 

もともとは2016年にロンドンにある「ベッドフォント・レイクス・カントリー公園」で、マーカーの識別リングが付けられたのだが、先日ロシアの小さな村、Molginoで発見されたそうだ。

 

つまりこのコウモリは、ロシアまで1254マイル(約2018km)も移動したことになり、タブロイド紙の「MailOnline」では、コウモリの「渡り」としては世界でも最も長い記録の可能性があると伝えている。

 

識別リングに「ロンドン動物園」

 

このコウモリは7月30日に、ロシアの動物保護団体によって発見されたのだが、着けられていたリングには「ロンドン動物園」と記されていたという。

 

しかし残念なことに、発見時コウモリはネコに襲われたらしくケガを負っており、保護された後、まもなく死んでしまったそうだ。

 

「Bat Conservation Trust」のLisa Worledgeさんは次のように語っている。

 

「これは驚くべき旅であり、イギリスからヨーロッパを横断するコウモリの中では最も長い旅となります。市民科学者の先駆的なプロジェクトにより、この翼のある不思議な生き物の移動パターンが明らかになってきました。献身的なボランティアや研究者の努力のおかげで、この種の必要性や保護の方法がわかってきました」(了)

 

 

出典元:MailOnline:There’s good news… and bad mews: Bat breaks record by flying 1,200 miles from London to Russia – only to end up being eaten by a cat(8/7)

記事が気に入ったら
Switch Newsをフォローしよう!


Return Top