【カナダ】凍ったマンモスの赤ちゃん、ほぼ完全な状態で発見
凍ったマンモスと言えばロシア・シベリアで発見されてきたが、この度カナダにおいても見つかり、注目を集めている。
「最も完全なミイラ化したマンモス」
そのマンモスの赤ちゃんが見つかったのは6月21日、場所はカナダ北西部の準州、ユーコンのクロンダイク地方とされている。
マンモスは金鉱夫によって発見され、永久凍土層において凍結している状態になっていたという。
このマンモスは3万年前のものと考えられ、ユーコン州政府は、「北米で発見された最も完全なミイラ化したマンモス」だと説明している。
Being part of the recovery of Nun cho ga, the baby woolly mammoth found in the permafrost in the Klondike this week (on Solstice and Indigenous Peoples’ Day!), was the most exciting scientific thing I have ever been part of, bar none. https://t.co/WnGoSo8hPk pic.twitter.com/JLD0isNk8Y
— Prof Dan Shugar (@WaterSHEDLab) June 24, 2022
「Nun cho ga」と名付けられる
2007年にはシベリアの永久凍土の中でマンモスの赤ちゃんが見つかっているが。今回の発見は世界でも2番目になるという。
また1948年に近隣のアラスカの金鉱でも、マンモスの子供が発見され、「エフィー」と名付けられたが、残っていた体は部分的だったそうだ。
しかし今回の赤ちゃんは最も保存状態が良く、また2007年にシベリアで発見されたマンモスとほぼ同じ大きさだったという。
この赤ちゃんは、ネイティブ・アメリカンの言葉で「大きな動物の赤ちゃん」を意味する「Nun cho ga」と名付けられた。
ユーコン州の古生物学者であるGrant Zazula氏も「Nun cho gaは美しく、これまで世界で発見された氷河期の動物の中で最も素晴らしいミイラの一つです」と語っている。(了)
出典元:BBC:Frozen baby mammoth discovered in Yukon excites Canada(6/26)