今後1カ月間、夜空に珍しい緑色の彗星が浮かぶ可能性:NASA
NASAと天文学者によると、珍しい緑色の彗星が今週地球を通過し、ほぼ1カ月間夜空に浮かぶ可能性があるという。
1月12日に太陽に最接近
その彗星とは「C/2022 E3 (ZTF)」と呼ばれ、昨年3月、すでに木星の軌道の内側にいたときに発見されていたという。
この彗星は緑色に光っており、1月12日に太陽に最接近し、地球の北半球で観測できるそうだ。
ちなみに南半球では、2月に彗星を見ることができるという。
肉眼でも見える可能性
NASAは今月初め、「What’s Up」ブログを更新し、次のように述べていた。
「彗星は予測できないことで有名だが、もしこの彗星が現在の明るさの傾向を維持するなら、双眼鏡で簡単に見つけることができ、暗い空の下では、肉眼で見える可能性がある」
NASAによると、彗星は1月中、北西方向の地平線上を移動し、2月1日から2月2日の間に地球に最接近するという。
この間、彗星は地球から2600万マイル(約4200万km)離れ、それから約1週間後には、火星に最接近するという。
ABC Newsは「夜空を眺めていて、小さな緑色の光を発見しても、慌てないでください」と呼びかけている。(了)
出典元:ABC News:Rare, green comet to pass by Earth starting this week(1/11)