これは恥ずかしい…バッキンガム宮殿の衛兵が滑って尻餅をつく【動画】

X/Telegraph Royal Family@TelegraphRoyals

直立不動の姿勢で知られるバッキンガム宮殿の衛兵が、思わぬ失態を披露してしまった。

観光客が撮影

その衛兵は、見張りとして立つべき場所に向かう途中、足を滑らせ尻餅をついてしまった。すぐに立ち上がった彼は、何事もなかったかのように直立姿勢を取るが、きっと内心では、誰にも見られていなければいいが、と思っただろう。

だが、その場面を目撃し、しっかり録画もしていた観光客がいた。リヴァプールから来ていたアンソニー·スミスという人だ。メディアの取材を受けてこう話している。

「ちょうどあちこちを気の向くままに撮っていた時、彼（衛兵）がすぐ目の前で転んだんです。録画を見直すまで、本当に起こったこととは信じられませんでした」

海外メディアが彼の動画をXでシェアしている。

💂‍♂️ Watch: King’s Guardsman slips over on duty outside Buckingham Palace

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— Telegraph Royal Family (@TelegraphRoyals) August 22, 2024

「周囲で見ていた人たちもびっくりしていましたよ。みんな『今の、本当なの？』と言っていました」とアンソニーさんは語る。

厳格な態度を崩さない衛兵

バッキンガム宮殿などの警備に当たるイギリスの近衛兵は、厳格な態度を決して崩さないことで知られている。自撮りしようとした観光客が馴れ馴れしい態度で近寄っても、彼らは表情を変えることなく、微動だにしない。

海外メディアによれば、近衛兵には様々な不文律があるとのこと。例えば、観光客が近衛兵の体に触れた場合、近衛兵は観光客を怒鳴りつけてもいいことになっている。また、職務中は勝手に歩きまわったり、笑顔を見せたりすることは許されていない。同じ姿勢で立ち続けて万一失神してしまう際にも、軍隊式の「気をつけ」の姿勢を保って失神しなければならないという決まりもあるらしい。

バッキンガム宮殿の衛兵が転んだのは、実は、今回が初めてではないようだ。2023年5月にも、持ち場を交代する際に足を滑らせて転んだ衛兵の姿が撮影されている。

Buckingham Palace guard slips and falls in front of hundreds of tourists💂

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— Newsflare (@Newsflare) May 5, 2023