Switch news

知っておきたい世界のニュース

まるでUFO!森の中に浮かび実際に宿泊もできる円形の“テント”が話題に

まるでUFO!森の中に浮かび実際に宿泊もできる円形の“テント”が話題に
© National Trust

まるでUFOのように森の木々の中に浮かび、宿泊することもできる円形の“テント”がすごいと話題になっている。

 

地上3メートルに浮かぶUFOのような2つのテント

 

UFOのような円形の“テント”が設置されているのは、英国カンブリア州のキャンプ場ロウレイ(Low Wray)。

 

© National Trust

 

同キャンプ場を運営するのは、英国で最初に設立され、歴史的名所や自然の景勝地の保護などを行う非営利団体「ナショナル・トラスト」だ。

 

円形のテントは、このキャンプ場の地上から約3メートルの地点に2つが吊り下げられている。

 

森の中に吊り下げられたテントでの宿泊とは?

 

しかし木の中に吊り下げられたテントでの宿泊とは、一体どのようなものなのだろうか。

 

このテントに辿り着くためには、宿泊客はその入り口まで伸びるはしごを上らねばならないとのこと。

 

一方、一たびその中まで到達することができれば、テントでの滞在は至って快適そうだ。

 

一見小さそうに見えるテントの中には、ベッドに加えベンチや、さらには暖炉までもが備えられているとのこと。

 

さらにベッドに横たわると、小さな窓から木々の葉を透かして見える、夜空に広がった星々を眺めることが出来るとのことだ。

 

また地上には、テントの宿泊客専用のキッチンも設置されているとのこと。

 

森の中の木々に吊るされたテントでありながらも、快適な滞在を満喫するのに申し分ない設備が整っている。

 

© National Trust

気になる宿泊価格は…?

 

このテントの一般向けのオープンは来月5月からで、最大3名が宿泊可能とのこと。

 

一泊分の宿泊費は曜日やシーズン等によって異なり、最も高価格となる週末と繁忙期には一泊120ポンド(約1万7000円)、また最も価格が低下する閑散期の日曜日から木曜日にかけては100ポンド(約1万4000円)ほどになるという。

 

また子供も5歳以上であれば、宿泊が可能とのことだ。

 

ただ木々から吊るされているというテントの立地上、風速が時速32マイル(約時速51キロメートル)を超えた際には、宿泊はキャンセルされるとのこと。

 

この際には宿泊費の払い戻し、あるいは他の日程への振り替えが可能だという。

 

© National Trust

 

「これらのテントは一晩、あるいは数日間にわたり、落ち着いて過ごすことを可能にさせてくれます」とテントの運営を行うナショナル・トラストのJames Ingham氏は語る。

 

さらにIngham氏は、木々の中に浮かぶテントで過ごすことにより、“現代の生活によるストレスから解放され、自然と周りの環境に近づく”ことができるとしている。

 

ちなみにロウレイでは、吊るされたテント以外にも「サファリテント」と呼ばれる地上に設置されたタイプのテントなども用意されており、地上でより落ち着いた時間を過ごしたい方にはそちらも良さそうだ。

 

© National Trust

 

森の木々に吊り下げられながらも、快適な宿泊を可能とさせるナショナル・トラストによるテント。大自然を味わいつつも、普段の生活の快適さも手放したくないという人には良いかもしれない。(了)

 

出典:Mail:Camping that’s out of this world: The Lake District tents suspended in trees 10ft up that appear to float like UFOs(4/5)

出典:National Trust:Tree tents at Low Wray

記事が気に入ったら
Switch Newsをフォローしよう!


Return Top