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頭でぶら下がり、体を揺らす…中国で謎の健康法が話題に

頭でぶら下がり、体を揺らす…中国で謎の健康法が話題に
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中国で、ちょっと珍しい健康法が行われ、映像を見たユーザーらを驚かしている。

 

睡眠の問題が改善したと主張

 

その動画には、人々が金属棒に取り付けられたハーネスに頭を通し、前後左右に体をぶらぶら揺らしている様子が映っていた。

 

「X」に投稿された動画によれば、この健康法が行われているのは中国北東部・瀋陽市とされ、人々は頭でぶら下がり、数分間ゆっくりと体を揺らすという。

 

そしてこれは不眠症の治療法で、実際に体験した人は睡眠の問題が改善したと主張しているそうだ。

 

医師は危険だと警告

 

この健康法を開発したのは、瀋陽市のSun Rongchun氏とされ、彼は加齢とともに脊椎の骨がすり減ることで起こる首の痛み、いわゆる頸椎症を患っており、睡眠にも影響を及ぼしていたという。

 

そこでSun氏は、脊椎への圧力を軽減することで痛みを和らげる、この治療法を開発したそうだ。

 

そしてネットには、不眠症対策に実際に効果があると主張する動画が、数多く投稿されているという。

 

しかし医師たちは、この手法が不眠症治療として科学的根拠に裏付けられておらず、場合によっては死に至る可能性もあると警告している。

 

医師たちは、頸椎(首を形成する背骨の一部)は、ハーネスで人の体重全体を支えるようには設計されていないと主張。

 

そのため頭だけでぶら下がることで、首の敏感な椎骨や血管が損傷し、脳卒中や神経損傷、さらには全身麻痺のリスクがあると述べている。

 

中国メディアも、この行為に関連した死亡例を報告しており、昨年、中国南東部の重慶市で、木に固定したネック・ハーネスを使用していた男性が死亡したと報じている。(了)

 

出典元:MailOnline:People left baffled by new ‘hanging’ cure for insomnia – it could prove deadly(6/5)

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