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カナダで不可解な光る球体を目撃、球電現象か?

カナダで不可解な光る球体を目撃、球電現象か?
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カナダで先月、ある夫婦が不思議な光る球体を目撃し、その様子を撮影していた。

 

雷が発生する中、自宅から目撃

 

その夫婦とは、夫のエド・パーディさんと、妻のメリンダ・パーディさんだ。

 

6月2日、2人はカナダ・アルバータ州の町、エドモントン郊外にある自宅のポーチから、嵐を眺めていたという。

 

当時は雷も発生し、竜巻警報も出されており、やがて気象愛好家のエドさんは、地平線を移動していく光の球体を見たそうだ。

 

エドさんは、メリンダさんの携帯電話でその現象を録画し始め、光の球が消える前の約23秒間の動画を撮影した。

 

「光の球は大きくなり、明るくなった」

 

エドさんによれば、その光の球は地上約7メートル、自宅から1キロメートル弱の地点を漂っていたという。

 

エドさんは、カナダの「CTVニュース」に対し、次のように語っている。

 

「稲妻が消えた後、光の球は大きくなり、強くなり、とても明るくなりました。すぐに消えるだろうと思いましたが、消えませんでした。少しポンという音がして、それから消えていったんです」

 

メリンダさんも取材に対し、「『これは何? 今まで見たことがない』と思いました。とても素敵でした」と述べている。

 

謎の「球電現象」か?

 

この現象が何かは特定されていないが、似たようなものとして、「球電現象(Ball lightning)」というのがある。

 

「球電現象」とは、やはり光る球が移動するもので、何世紀にもわたって目撃されてきたが、科学者の間では未だに議論の余地がある気象現象とされ、通常は雷雨や落雷の影響と考えられてきた。

 

中世ヨーロッパでは、沼地の近くや空中に浮かぶ奇妙な光の球を「鬼火」、つまり旅人を惑わす幽霊のような光として捉えるケースが多かったという。

 

また過去には、光る球が教会に侵入し、4人が死亡した事件も起きたと言われている。第二次世界大戦中のレニングラード包囲戦では、兵士たちが奇妙な光る球体を目撃し、それが不規則に動き、時には掩蔽壕や戦車の中に侵入したと報告していたそうだ。

 

雷雨を追跡・研究するストームチェイサーは、「球電」が送電線に沿って移動する可能性があると推測しているが、パーディ夫妻は、今回の光る球が送電線から「遠く離れた」場所で発生したと主張している。(了)

 

出典元:METRO:Mysterious ‘glowing orb’ eerily hovers over couple’s home in Canada(7/7)

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