ロシアの過激ユーチューバーが、ヘリに粘着テープで人を貼り付けて上昇
過激な動画投稿でフォロワーを増やしているロシアのユーチューバーが、最近アップした動画。その中で、ヘリコプターが機体の外側に人を粘着テープで貼り付けたまま飛んだ。
機体の底に友人を貼り付け
このショッキングな動画を企画制作したのは、ロシアのMikhail Litvinさん(21才)。YouTubeとInstagramのフォロワー数を合わせると2000万人近くになる人気ユーチューバーだ。とはいっても、これまでも過激な内容の動画で世間を騒がせており、海外メディアによれば、相当「悪名が高い」人らしい。
問題の場面は、5月26日に投稿された47分ほどの動画の終盤42:35以降。Litvinさんの友人’Zheka’ Namitovさん(25才)が、ヘリコプターの機体の底の部分に粘着テープで貼り付けられる。腰のあたりに特別に太い1本のテープがあるように見えるが、それ以外に彼の体を支えているのは、どこにでもありそうな粘着テープだ。そしてヘリは離陸。
この動画を取り上げた海外メディアによれば、Litvinさんは貼り付けられた友人に向かって、「行こう、同志、人生は一度きり、この瞬間を覚えておくんだ」と叫んでいるそう。一方Namitovさんは、空中から景色を眺め、「とても美しい」と言っている。
なお、撮影場所はモスクワのMyachkovo飛行場と報じられている。
警察当局が捜査
ヘリは無事に着陸し、貼り付けられたNamitovさんは何事もなかったが、動画が警察当局の目に留まった。そして、ヘリを操縦していた元空軍パイロットのAlexander Nazarovさん(31才)が免許停止となった。
ロシア連邦捜査委員会は、免許停止の理由として、文書で次のような説明をしている。
このパイロットは、ブロガー(Litvinさん)の指示に従い、ビデオの参加者たちに男性(Namitovさん)を機体下部に粘着テープで貼り付けることを許可した。こうした飛行は、規定の安全基準を満たしておらず、パイロットはこの企画の主役(Namitovさん)の命と健康を、危険に晒したといえる。
動画を企画したLitvinさんには、特にお咎めはなかったらしい。(了)
出典元:Metro:Pilot suspended after man duct-taped to helicopter and flown over field(6/3)
出典元:The Sun:Pilot suspended after idiot daredevil is DUCT-TAPED to helicopter and flown over field for YouTube stunt(6/3)