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ブエルトリコの深海で発見された不思議な生物、有櫛動物の新種だと判明

ブエルトリコの深海で発見された不思議な生物、有櫛動物の新種だと判明
YouTube/NOAA Fisheries

以前、中米の深海で発見された生物が、科学者により新種の有櫛動物であることが確認された。

 

2つの触手のある不思議な生物

 

その有櫛動物を発見したのは、「アメリカ海洋大気庁(National Oceanic and Atmospheric Administration:NOAA」の科学者たちだ。

 

彼らは2015年、中米のプエルトリコの深海、3900mの地点を調査していたという。その際、2つの長い触手を伸ばした不思議な生物を発見した。

 

そして今回、それが有櫛動物(ゆうしつどうぶつ:クシクラゲ類)の新種であることを発見。「Duobrachium sparksae」と名付けられたという。

 

YouTube/NOAA Fisheries
YouTube/NOAA Fisheries

動画だけで新種と判断される

 

通常、科学者たちはサンプルを回収し、一定期間近くで観察することで新種かどうかを研究するが、今回の生物に限っては撮影された動画だけに基づいて、有櫛動物だと特定されたという。

 

NOAAの生物学者であるAllen Collins氏も「私たちは、(現場では)研究室にあるのと同じ顕微鏡を持っていませんが、この動画は(生物を)理解するのに十分な情報を私たちに与えることができました」と語っている。

 

YouTube/NOAA Fisheries
YouTube/NOAA Fisheries

クシクラゲ類は甲殻類を食べる

 

クシクラゲ類はクラゲ(刺胞動物)の仲間のように見えるが、実際には両者は近い関係にないという。

 

事実、クラゲはプランクトンや小さなエビを食べるが、クシクラゲ類は小さなカニのような甲殻類やその幼生を食べると言われている。

 

YouTube/NOAA Fisheries

 

ちなみに研究者が調査している深海は光が一切届かないため、「ミッドナイト・ゾーン」と呼ばれているという。

 

しかも真っ暗であるだけでなく、海底の圧力レベルは非常に高く、すべての水が重くなっているため、科学者は特別に改造された潜水艇を使用して対処する必要がある。

 

このため科学者は、海のはるか下に住む動物を集めて水面に運び、研究することができない。彼らの体は環境の変化に対応できないからだ。

 

有櫛動物のビデオは現在、アメリカのスミソニアン国立自然史博物館で、一般の人が見ることができるという。(了)

 


出典元:BBC:Sealife: New species of deep-sea jelly discovered near Puerto Rico(12/1)

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