アイダホ州のジャガイモ委員会が、バレンタイン向けにポテトの香水を発売、どんな匂い?
アイダホポテトで知られたジャガイモの産地、アメリカ・アイダホ州には、れっきとした州政府組織「ジャガイモ委員会(Potato Commitee)」がある。
このジャガイモ委員会が、バレンタイン向けに、変なものを作って売り出した。ジャガイモの香水だ。
香りはフライドポテト
アイダホポテトの汁を蒸留したエキスと、数種のエッセンシャルオイルを混ぜて作るこの香水には、「Frites by Idaho(フリット・バイ・アイダホ)」という名が付けられている。
Frites(フリット)はフランス語でフライドポテトのこと。その名の通り、この香水は、揚げたてのフライドポテトの匂いがするそうだ。アイダホ・ジャガイモ委員会のCEOであるJamey Higham氏はニュースリリースの中で、ユーモアたっぷりにこう言っている。
店内で食べようが、ドライブスルーで食べようが、まず最初にフライドポテトを口に放り込まないで我慢するなど、到底できないことです。あのいい香りには抵抗し難いものがあります。この香水は、フレンチフライの魅力に逆らえない人への最高のプレゼントです。
なるほど、そう言われてみると、確かに揚げたてのポテトは独特のいい香りがする。オンラインリサーチ「Pollfish」によれば、アメリカ人のほぼ90%がフライドポテトの香りに引きつけられるそうだ。
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発売後すぐに売り切れ
「Frites by Idaho」は1.7 fl oz(約48ミリリットル)の瓶入りで、値段はフライドポテトと同じくらいの1.89ドル(約219円)。おそらくこの安さのせいもあるだろうが、オンラインで販売されるやいなや、注文殺到で売り切れたと報じられている。数量限定なので、追加販売はない。
それにしても、ロマンチックなバレンタインにポテトの香りはどうなのか、と思いたくなるが、ジャガイモ委員会のインスタグラムには「彼のためにポテトの香りを身につけたい」「私たち2人のために作られた香水だわ」「私にはこれが必要」といったコメントが寄せられている。(了)
出典元:UPI:Idaho Potato Commission releases limited-edition potato perfume(2/10)