南極の氷の奥深くにカメラが潜入、200万年前のアイスコアを撮影
南極で氷の奥深くにカメラを入れるというユニークな試みが行われ、その動画が公開されている。
93メートルの穴の中を撮影
この動画を撮影したのは、現在東南極のアラン・ヒルズで暮らす博士課程の学生、オースティン・カーターさんだ。
彼は12月23日、研究者が南極の古いアイスコア(氷の核)を採取する際に、ボーリングで開けられた氷の穴にカメラを投入。
長さ93mの穴の中をカメラが落下していく、一部始終を撮影した。それがこちら。
@austincarter642 travel to the bottom of the East Antarctic Ice Sheet #antarctica #ice #climatechange #sounds ♬ The Twilight Zone Main Theme – Geek Music
200万年以上前の氷を採取
カーターさんは、「ColdEX(Center for Old Ice Exploration)」のメンバーとして、南極で研究を続けてきたという。
「ColdEX」の使命は、地球の気候と環境の歴史について知るため、可能な限り最古のアイスコアの記録を求めて南極を探索すること。
そして今回、研究者らは200万年以上前のものと推定されるアイスコアを採取したそうだ。
この研究は、全米科学財団から資金提供を受け、アメリカ南極プログラムによって支援されている。(了)
出典元:Yahoo News:Camera Sent Down 93 Meter Hole to Uncover Earth’s Oldest Ice(2022/12/29)