「どうでもよくない?」ジャケット、企業が似た商品を販売し移民を支援


先日、メラニア・トランプ大統領夫人のジャケットに書かれた文字が物議を醸したが、これを利用して移民を支援する動きが広がっている。

 

「本当は、どうでもよくない?」

 

先日までアメリカでは不法移民に対して厳しい政策を行っており、彼らを拘束し、子供は親から引き離し別の施設へ送っていたとして批判が高まっていた。

 

メラニア夫人も以前「家族が離れ離れにされるのを見たくない」」とコメントしており、6月21日には子供たちが拘留されているテキサス州マッカレンの移民拘留センターを訪問。

 

「できるだけ早く子供たちと親とが再会できるようにするため、何ができるか聞きたい」と積極的に支援する姿勢を示していた。

 

しかしその際に来ていたジャケットの背中には「本当は、どうでもよくない?」との文字が書かれており、なぜこのジャケットを選んだのか、どんな意味があるのかなど疑問が噴出し、物議を醸したという。

 

売上の100%をNGOに寄付する会社も

 

トランプ大統領はその後、ジャケットに書かれている言葉は、フェイクニュースを流すメディアに向けられたものだと説明しているが、本当の真意はわかっていない。

 

ただこれを機に、不法移民の問題に関心を寄せていたファッションメーカーは、似たような言葉が入ったTシャツなどを販売。その収益を移民や親から引き離された子供達の支援のために寄付すると明らかにした。

 

ルイジアナ州のニューオーリンズを拠点にするブランド「Pop City」は、オリーブ・グリーン色の似たようなTシャツを25ドル(約2750円)で販売。ただプリントされた文字は「I Really Do Care, Do U?(私は本当に心配、あなたは?)」にしたという。

 

同社はこのTシャツの売上の25%を、移民の支援を行っている非営利団体「RAICES」へ寄付し、さらにもう25%を移民へのサービスを手がけているカトリックの慈善団体(移民難民サービス)へ寄付する予定だとしている。

 

またオレゴン州のポートランドに拠点を置く「Wildfang」という会社も、同じフォントで「I Really Care, Don’t You?(私は本当に心配、そうじゃない?)」と書かれたTシャツを40ドル(約4400円)、ジャケットを98ドル(約1万800円)で販売しており、売上の100%を「RAICES」へ寄付することを決めているそうだ。

 

Facebook/Wildfang

 

トランプ大統領は20日、子供を引き離す政策を修正し、不法移民の「家族を一緒に」収容するという大統領令に署名した。

 

しかし物議を醸したメラニア夫人のジャケットで、このような動きにまで広がるとは、それだけ移民問題がアメリカで注目されていると言えるのかもしれない。(了)

 

出典元:CNN:T-shirt makers riff on Melania Trump’s jacket with their own message and donate proceeds to refugee services(6/22)

出典元:ABC News:Clothing company aims to raise $100,000 with ‘I Really Care’ line(6/22)