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イランの女性が38年ぶりにスタジアムに入り、サッカーW杯を観戦する

イランの女性が38年ぶりにスタジアムに入り、サッカーW杯を観戦する
Twitter/Team Melli IRAN

先週の水曜日(現地時間)、これまで公の場でサッカー観戦ができなかったイランの女性たちが、スタジアムに入りW杯の試合を見ることができたとして、注目されている。

 

観戦できた喜びをネットに投稿

 

そもそもイランでは1980年以来、女性がスタジアムに入って、サッカーを観戦することができなかったという。(観戦できた最後の年は1979年)

 

しかし6月20日(日本時間21日)、女性のサッカーファンはイランの首都、テヘランにあるAzadiスタジアムに入場。モニターに映ったスペイン対イランの試合を観戦し、自国のチームを応援したそうだ。

 

その後、彼女らの多くは観客席で自らの姿を撮影、観戦できた喜びをネットに投稿した。やがて、これらの写真は駆け巡り、イランの代表選手も彼女らの写真をツイートすることに。

 

これまでも女性が拘束されてきた

 

BBCによれば、実は今年の5月にも5人の女性がスタジアムに入り応援していたが、その時彼女らは男性に見せかけるために、付け髭やウイッグをつけていたという。

 

またスポーツ会場に女性が入るのは公式に禁止されているわけではないのだが、宗教指導者らは厳しい規則を緩めることを拒否しており、その結果これまでも警察がスタジアムに入ろうとする女性を取り締まっていたそうだ。

 

実際、今年の3月にはサッカースタジアムに入ろうとした35人の女性が拘束され、罰せられているとか。

 

しかし6月20日の朝、女性は家族とともにスタジアムに入り、スペインとの試合を観戦できることが発表された。

 

直前になって治安当局が入口封鎖

 

ただ、それでもスタジアムに入るのに紆余曲折があったようだ。

 

実は発表を受け、試合前に女性らがスタジアムの前で列を作って待っていたところ、治安当局が来て入口を封鎖。インフラの問題があるため、女性が観戦できる計画は中止になったと発表したという。

 

 

しかしその後、Abdolreza Rahmani-Fazli内務大臣が特別な命令を出し、キックオフの1時間前に、女性らがスタジアムに入ることができたそうだ。

 

もっとも試合ではイランが0対1でスペインに負けてしまったが、この記念すべき瞬間はスペインのキャプテン、Sergio Ramos選手も見逃していなかった。

 

彼はその後、「勝利はイランの女性たちのものだ」とツイートしたという。(了)

 

出典元:BBC:World Cup 2018: Women finally allowed in Iranian football stadium(6/21)

出典元:The Washington Post:For the first time since 1980, Iranian women allowed to watch World Cup in same stadium as men(6/20)

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