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ユーチューブが北朝鮮の動画チャンネル「わが民族同士」を削除、研究者には不満の声も

ユーチューブが北朝鮮の動画チャンネル「わが民族同士」を削除、研究者には不満の声も
Twitter/Uriminzokkiri

YouTubeに登録されていた北朝鮮国営の動画チャンネルが、閉鎖されることとなり注目されている。

 

閉鎖の理由は「コミュニティ規約違反」

 

強制的に閉鎖されたのは、北朝鮮政府がプロパガンダに利用していた公式の動画チャンネル「わが民族同士(Uriminzokkiri)」。

 

このチャンネルは先週の金曜日に削除されたが、YouTubeはその理由について「コミュニティ規約に違反があったため」としている。

 

北朝鮮のウェブサイトは、チャンネルの閉鎖について現在の所まだ反応を示してはいない。

 

ただしイギリスのメディアなどは、動画チャンネルにおける広告収入の発生が、アメリカによる貿易制裁に違反する可能性があったためではないか、と報じている。

 

ミサイル打ち上げや金委員長の映像を配信

 

この「わが民族同士」は定期視聴者が1万8000人おり、しばしば北朝鮮の国営メディアが流す動画を掲載しており、主に海外に住む北朝鮮の人々をターゲットにしているという見方もあるそうだ。

 

またこのチャンネルは、しばしばミサイルの打ち上げや、金委員長が国内の施設を訪れた時の映像なども配信していたという。

 

無論、その目的はプロパガンダだが、北朝鮮の動向を調査している海外の研究者の中には、チャンネルの閉鎖に不満を持つ人もいるとか。

北朝鮮の能力を測ることが難しくなる

 

Middlebury国際研究所のJeffrey Lewis氏は取材に対し、次のように語っている。

 

「私は北朝鮮の能力をよりよく理解するために、プロパガンダ・チャンネルを使っています。金委員長が工場を訪れ、機械装置を見つめる姿が示された時、それは彼らが作っている物の進捗状況について重要な示唆を与えてくれるのです」

 

また衛星画像分析の専門家であるScott Lafoy氏も、取材で次のように語っている。

 

「分析目的のために北朝鮮のプロパガンダを利用している研究者にとっては、(チャンネル閉鎖は)信じがたいほどのフラストレーションになります。これらのアカウントが閉鎖されれば、動向を追跡したり、物事をデジタルで再構成したりすることがより難しくなるでしょう」

 

「わが民族同士」はYouTubeでは削除されたが、ツイッターなどのSNSアカウントはまだ停止されていないという。(了)

 

 

出典元:VOA:YouTube Removes North Korea Propaganda Channel(9/9)

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