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ロシア軍のミサイルにより、12人の子供を含む市民38人が負傷【ウクライナ】

ロシア軍のミサイルにより、12人の子供を含む市民38人が負傷【ウクライナ】
Twitter/@JohnnyRa1nbow

7月4日、ウクライナ北東部のハルキウ州で、ロシア軍による攻撃があり、多くの市民が負傷した。

 

生後3カ月の赤ちゃんも負傷

 

ハルキウ州のオレフ・シネフボフ州知事によれば、ウクライナ時間の午後1時35分、同州の町、Pervomaiskyiの住宅街に、ロシア軍のミサイル「イスカンデル」が撃ち込まれたという。

 

この攻撃は軍の葬儀を狙ったと見られ、これにより12人の子供を含む38人の市民が負傷したそうだ。(43人との報道もある)

 

 

Pervomaiskyiの町はロシアとの国境に近く、ロシア軍のミサイルにより、2000人が暮らすマンションなども損害を受けたという。

 

テレビの映像にも、9階建ての住宅の窓ガラスが破壊され、車から黒煙が立ち昇っている様子が映し出された。

 

 

負傷した子供の中には、生後3カ月の赤ちゃんも含まれており、まだ容態は明らかになっていない。

 

Twitter/Gopal Sengupta
Twitter/Oriannalyla

南部、北部の町でもロシアによる砲撃

 

またウクライナ南部のヘルソン州でも7月4日の朝、ロシア軍による砲撃が行われ、男性と女性が死亡した。

 

ヘルソン州では、連日ロシア軍による砲撃が行われ、毎日のように市民の中から死者や、負傷者が出ている。

 

ウクライナ北部のチェルニーヒウ州でも4日、ロシア軍の砲撃により3人が負傷したという。

 

モスクワにも再びドローン攻撃

 

一方、ロシアの首都・モスクワにも4日、ドローン攻撃が行われ、空港などの利用が一時的に制限された。

 

モスクワ市のセルゲイ・ソビャーニン市長は7月4日、ウクライナがロシアの首都とその地域にドローン攻撃を仕掛け、ブヌコボ空港からの飛行を一時的に中断させたと述べた。

 

しかし現時点では、ドローンはすべてロシア軍の防空部隊によって迎撃され、死傷者も報告されていないという。ウクライナ側は、この攻撃について言及していない。

 

女性ジャーナリストが襲撃される

 

チェチェン共和国では、ロシア人の有名な女性ジャーナリストが、何者かに襲撃され、負傷した。

 

その女性ジャーナリストとは、「ノーヴァヤ・ガゼータ」紙のエレナ・ミラシナ氏だ。

 

彼女は7月4日、弁護士のアレクサンドル・ネモフ氏とともに、地元の空港からチェチェン共和国の首都・グロズヌイに向かっていたところ、覆面をした数人の男たちに車を止めさせられ、襲われて重傷を負ったそうだ。

 

 

人権団体「メモリアル」によると、ミラシナ氏は、この襲撃で頭を剃られ、数本の指を折られ、緑色の染料を掛けられたという。(了)

 

出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war: 12 children among 38 people wounded by Russian missile strike – as it happened(7/4)

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