不便な立地にあった障がい者用施設、その近くに新駅が開設されることに

Valley Metro

アメリカ・アリゾナ州フェニックスにある身体障がい者専用のスポーツジムに、駅が併設されることが決定したとして、話題を呼んでいる。

 

駅から遠い障がい者のための施設

 

ワシントン通りに位置する「Ability360」は、あらゆる身体障がいを抱える人がラクロスやクライミングなどといったスポーツに参加することができる、身体障がい者専用のスポーツジムとして知られる。

 

 

さらにスポーツを通して理学療法を受けることや、職業訓練のプログラムに参加できるとあって、Ability360には毎日数百人もの障がいを抱える人が足を運んでいるという。

 

しかし、Ability360は最寄りの鉄道駅から1.6キロメートル以上も離れており、交通の便の悪さが指摘されていた。

 

障がいを持つ人のニーズに合わせた新駅

 

ところがそんな状況が変わろうとしている。2300万ドル、日本円にして25億以上の費用をかけ、Ability360からほど近い位置に、来年新駅が開設する予定だという。

 

新駅は車椅子利用者のため通常より幅広いプラットフォームが設置され、段差や傾斜もないなど、様々な障がいを持つAbility360の利用者のニーズに合わせたデザインとなるそうだ。

 

Valley Metro

 

施設の利用者と従業員のロビー活動の成果

 

2013年以来、Ability360の利用者と従業員らによるコミュニティは、フェニックスの鉄道Valley MetroにAbility360からほど近い位置に新駅を設置するよう、鉄道会社や地域の政治家らにロビー活動を行ってきたという。

 

その甲斐あって決定した新駅開設に当たっては、Valley Metroとフェニックス地域の政治家の協力により、路線拡張のため数十年もの間で310億ドル、日本円にして3兆4756億円の一部が利用されるという。

 

 

新駅の開設を目指しロビー活動を行ってきた人物の一人、David Careyさんは「現在は(ここまで来るのに)1マイル歩くかバスに乗らなければならない」とし、「新駅はここへ訪れるのを非常に容易にする」という。

 

Careyさんは「障がい者の人々に、多くの機会が広がることとなる」とし、Ability360の利用者からは早くも新駅の完成を待ち望む声が聞かれるという。(了)

 

出典元:Streetsblog New York:In Phoenix, a Light Rail Station Designed For, and By, People With Disabilities(1/5)

 

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