Switch news

知っておきたい世界のニュース

【新型コロナ】ドイツでも感染者が急増、自宅待機要請に従わず暴動も

【新型コロナ】ドイツでも感染者が急増、自宅待機要請に従わず暴動も
AC

ロックダウンの制限が徐々に緩和されているドイツで、新型コロナウイルスの感染者が急増し、当局が警戒を呼びかけている。

 

地方で感染者が急増

 

ドイツの保健当局は、最近新型コロナウイルスの感染者が増加していることを踏まえ、地元の警察等に住民の隔離対策をしっかり取るよう要請した。

 

またロベルト・コッホ研究所は6月21日、ドイツ国内の実効再生産数が、2.88に上昇したと発表(19日は1.06、20日は1.79)。この数値は、1人が2.88人に感染させるという意味で、研究所は長期的にウイルス抑制に取り組む必要があるレベルを超えていると述べたという。

 

ウイルスを封じ込めるには実効再生産数を1に抑える必要がある。しかしドイツ国内における感染者数は21日にも687人増えて、トータルで18万9822人、死者は8822人となっている。

 

ただ感染者の増加は、地方にある食肉加工場や配送センター、難民シェルターなど、多くの人が集まる場所でのアウトブレイクが原因だと考えられている。

 

ある街では暴動、警察官が負傷

 

またニーダーザクセン州のゲッティンゲンや、ノルトライン・ヴェストファーレン州 の知事は、住民らに対し警察の隔離対策にもっと協力するよう要請した。

 

というのも6月20日、ゲッティンゲンにある地区では、暴動が発生したからだ。その地区にあるマンションでは住民に感染が確認され、700人に自宅待機が要請されたが、そのうち200人は外出をしようとしたという。

 

その際、住民の何人かが警察官に対しビンや花火を投げつけ、金属棒で襲い掛かったため、8人の警官が怪我を負ったそうだ。

 

 

またノルトライン・ヴェストファーレン州では、食肉加工会社「Toennies」で従業員1000人以上(1300人との報道も)が新型コロナに感染。家族を含めた約6500人に対し、自宅待機が求められ、学校なども閉鎖されたという。

 

世界保健機関(WHO)は19日、新規感染者数が増加しているとした上で「新型ウイルスは今も急速に拡大し、致死的であり、大半の人は今も感染しやすい状態にある」と警告している。(了)

 

 

出典元:METRO:Germany fears second coronavirus wave after ‘R’ rate leaps to 2.88(6/21)

出典元:INDEPENDENT:Coronavirus: Fears of second wave in Germany as ‘R’ number jumps to 2.88 in two days(6/22)

記事が気に入ったら
Switch Newsをフォローしよう!


Return Top